Android端末からワンセグ機能が消える日

2006年から始まったワンセグ
ワンセグは携帯電話(フィーチャーフォンガラケー)でTVが視聴できるということで注目を浴びた。
しかし2007年、NHKはワンセグも視聴料が徴収できる対象と定めた。これは当初NHKの主張でしか
無かったが昨今はワンセグ機能付き携帯電話を持っていることを理由に視聴料未払い者に対して
請求を行うようにしている。

どこでもTVが見られることが目的だったワンセグ
しかし今はTV自体の視聴者数は減っておりTV離れ化しておりスマホワンセグ機能は無用の長物化
しているといっていい。
iPhoneにはデフォルト機能はないがAndroid端末にはほぼワンセグ機能がついている。
NHKの主張と、今回の高市総務大臣の発言を正とするなら、Android端末すべてに
NHK視聴料が加算されることが義務になり、未払い者には督促や裁判に至るケースが増えることになる。
またNHK視聴料をAndroid端末所有者が支払うのか、キャリア企業が代行徴収するのかも
ハッキリさせる必要が出てくる。
更には1人が複数のAndroid端末を持っている場合、台数分の視聴料を払う義務があるのか
無いのかについても不透明。

こうなってくると今後発売されるAndroid端末からワンセグ機能が削除される可能性が十分ある。
たぶん利用者もワンセグ機能を外すようメーカーやキャリアに要望を出すと思われる。

それだけではない。キャリアがワンセグ端末の視聴料を代行回収することになれば、
せっかく携帯端末の基本料などを抑えているのに割高感が出てしまい客離れになってしまう。
NTT、KDDIソフトバンクが反論、反対の働きかけを行う可能性もある。


NHKが更に強硬に進めようとすればするほどワンセグ離れは加速するだろう。

またTVを見ない権利もあるはずだが、そこを法律や政治がどう見るか?
早めに判断基準を示すべきだ。


総務大臣ワンセグも受信設備の設置と認識。NHKの公共性とは?(神田敏晶) - 個人 - Yahoo!ニュース
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