長時間労働を苦にしない社員を求める企業と、長時間させない安倍首相の乖離

安倍首相と日本電産・永守氏の乖離は凄く大きく、とても重要なものだ。

日本電産側の長時間労働を苦にしない・・は、人件費の圧縮をしたいのが思惑。
安倍首相側は雇用創出して離職率を減らしたいという思惑。

俺はこの2者に歩み寄れる部分は「無い」と思っている。

日本電産と名指ししたが、結局どこの企業も人件費圧縮は命題である。
できることなら全員ロボットにして人件費0にしたいというのが夢だと言っても過言じゃない。
企業側は人件費を使えというなら同等額の法人税を下げろなど言ってくるだろう。

ただでさえ新興国が急激に上ってきている状況且つ人口減の日本では1980年代までの
バブル時期に戻ることは到底無理。
消費する側の財布は年々絞られている現状で活性化を図るのは困難だ。


労働者側の立場を言えば、法律で決められていることを企業は守れということ。
そして政治家らへは法律化されてない曖昧な部分を早く法律にしろ、ということ。

別に正社員化されなくとも、正社員と同等の年収体系になるなら非正規でも構わない。
退職金が有るか無いかくらいの差なら俺ならどっちでもいいと思う。

非正規に対して言及する割に政府側は非正規社員に対しての控除を施そうともしない。
例えば税金や医療費の控除など付ける、といったことは可能なはずだ。(財源の問題はあるが)
なので安倍首相が「残業圧縮と非正規撤廃」を言っているのはアピール広告でしかない。

労働側は実質部分、本当に何ができるのか?を聞きたいのであって、あんたらの票獲得には
微塵も興味も関心もない。
美辞麗句を並べるだけなら子供でもできる。



首相「モーレツ社員否定の日本に」 働き方改革に意欲 (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160902-00000058-asahi-pol>

長時間労働を苦にしない“日本的経営”で世界シェアトップ 日本電産の創業者、永守重信が語る「経営手法」 | クーリエ・ジャポン
<https://courrier.jp/news/archives/60126/>