1998年の89円を下回る可能性も

 国際エネルギー機関(International Energy Agency:IEA)は、1月19日付「月例石油市場レポート」で、2016年は日量100万バレル超の供給過剰となり、原油価格はさらに下げ余地があるとの見通しを示している。
と記事にあるので、1998年の89円をさらに下回る可能性が出てきた。

年次統計によると1966年(昭和41年)は277円だったようだ。それからオイルショック、2回の湾岸戦争、中華のバブルで200円まで近づいたことが何度かあったが今回はリバウンドした体重のように元に戻しづらい状態になったかもしれない。

領域で石油を掘り出せない日本は今年から再度東海エリアでのシェールガス採掘を試みることになっているので、更に日本国内で石油やガスの価格が落ちる可能性がある。
消費者など使う側にとっては楽になるが、生産側や石油会社は非常に痛手になるだろう。その結果、利益を上げられずに倒産、閉店していくガソリンスタンドが増え、地方のスタンドが激減していく可能性が出てくる。
更には太陽光発電発電効率が高まれば高所得者層や大型マンションでの利用が更に増え電力会社が通期で赤字になる可能性も出てくる。そうなると電力系も倒産が増えてくる可能性もある。

もちろんここで言っているのは俺の想像でしかないが、まるで一時の日本円のように70円台の可能性もなきにしもあらず。
そうなった時、政府はどう動くのか。ちゃんと手腕を発揮してくれないとバランスが大きく崩れてしまうだろう。
(多分何も考えてないように思うけどw)


原油安、背景は何? たった5分で理由が丸わかり!! | ニコニコニュース
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ガソリン価格|年次統計
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