GoogleがandroidをアップルiPhone形態をとるのは無理だろう

androidが出てから8年になり、ブームが始まったver2.3から数えて5年経つ。ここまで来て今更AppleiPhone形態の販売方式?を取るのは逆にandroidの普及を阻害するだけだ。
Google純正のスマホタブレットを出すというだけなら既にNexusを発売しているのだから、今更何がしたいの?って思う。

そう思う理由の1つにOSや開発ソフトのメーカーであるMicrosoftsurfaceというノートPCを発売始めたことで、特約関係にあったPCメーカーが裏切られた格好になって多少反感を買ったからだ。
surfaceは日本では艦これブームの時期と重なって大売れしたが、先日発売なったsurfaceブックのようにPCメーカーより高機能な製品を出して注目を浴びている。今まで契約の制限がある中で頑張ってきていたPCメーカーにとっては苦い顔しかできない。

androidiPhoneとは違って制限がない代わりに様々なメーカーが割と自由にハードを出せてたのが特徴だった。従来の形を止めるとは言ってないがandroid端末メーカーは渋い顔をすることは間違いないと思う。
昨今のandroid端末はCPUやGPUの違いこそあれど50歩100歩になってきているので牽引するハードがあっていいとは思ってはいる。でもGoogleというandroid界の政府みたいなところがやってしまうことで本来の良さ、特徴が消えてしまう。当然、中堅以下のメーカーには痛手になる。
Googleとメーカーの間にどんな契約があるのかわからないが、Googleはメーカーにもっと自由を与えるべきだ。それこそ2000円で買えてしまうandroid端末があってもいいし、逆に200万円するandroid端末があってもいいと思うんだ。また最初からroot権限を自由に使えるandroid端末があっても面白いと思う。デザインも、機能も、スタイルも、なんでも自由。求める製品ではなかったにせよ、androidの特徴がより出ていいと思うんだが。


話は飛ぶが・・・・
iPhoneandroidもいまやコモディティー化したと言えると思うのだが、これから注目になるのは
やはりIoT製品になって行くだろうと。
iPhoneandroidと比べれば非力で機能は極めて低いが、いままで実現されなかったような日常品がネットとつながると新しい経験につなげられる。
最近だとGoogle社員が自作で洗面所の鏡に天気などを表示させるものをIoTで作っている。(※2)
これを更に高度にして、鏡にカメラをつけてメイクチェックできるツールを付けたりすると面白い。
それこそ攻殻機動隊やマイノリティリポートのような世界が現実化すれば生活は一変するだろう。
もちろん機能面に期待することも多いが、やはりネット端末が非常に安価になることに期待。
ネット代に月3000円以上を払っているのだから初期コストが下がることはとてもうれしい。
生活に必要な天気、交通渋滞、電車遅延情報やニュースは水と同じように常にあって欲しいものだ。それをいちいちPCやスマホを立ち上げて見なくとも「振り返ればそこに情報がある」という状態があれば
簡便性は極めて高まる。
スーツの内側ポケットにモニターを仕込めとは言わないが、リストバンドや財布にデイリーな情報が出ていれば手軽になる。私たちが日頃使っているものがネットに繋がればそれこそ振り返ることすら要らなくなる。
それが人々が欲するモノかどうかは問題ではなく、新しい経験を提供することは企業の責務だ。
提供した機能が必要かどうかは企業が判断するのではなく消費者が判断すべきことだからだ。
白色LEDだって最初は非力で高額で殆ど見向きもされなかったが今は誰もが欲するアイテムになったのと同様に、機能がいいソリューションに出会うことができれば世界だって目指せる。

何が言いたかったっていうと、iPhoneandroidは最終形態ではないってこと。
ネットが意識することなく常に側にある。それは水が、水道の蛇口があるのと同じくらいになることが求められる形、状態だと思う。




GoogleAppleの様なスマホメーカーになることを模索中、「断片化」問題の解決に乗り出す可能性 - GIGAZINE
 <http://gigazine.net/news/20160205-google-new-nexus-program/>

天気予報や最新ニュースが表示されるスマート鏡、Google社員が趣味で自作 - ITmedia ニュース
 <http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1602/03/news102.html>