ネトゲ、ソシャゲ問題に手を入れようとしない政府・行政の悪態

山本氏の記事は読みづらさはあるが網羅しようとして書かれているので一読の価値ありと思う。

で。
説明不足的な感じもあるし運営側も説明不足だったごめんよで済ませようとしているのだろう。
日本オンラインゲーム協会(JOGA)ではレアアイテムに対する指針(ガイドライン)を定めている。
(1) 有料ガチャにおいてガチャレアアイテムを提供する場合、以下のいずれかを遵守するものとする。
□ a. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額(その設定された提供割合から期待値として算定される金額をいう)の上限は、有料ガチャ1回あたりの課金額の100 倍以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額または倍率を表示する。
□ b. いずれかのガチャレアアイテムを取得するまでの推定金額の上限は50,000 円以内とし、当該上限を超える場合、ガチャページにその推定金額を表示する。
□ c. ガチャレアアイテムの提供割合の上限と下限を表示する。
□ d. ガチャアイテムの種別毎に、その提供割合を表示する。
これは2012年に定められた内容だ。

山本氏の記事にあるように意図的か否かに関わらず起こしたことに対して問題だという定義があること。
であればそこに細心の注意を払うべきなのは運営会社側で、責任がある。
今どれだけの方が消費者庁国民生活センターに苦情をあげているかはわからないが、
その数が数十、数百以上となっていれば、近くはないがわりと早い段階で何らかの動きがでるはずだろう。

さらっとしか読んでないがグラブルの運営は、レアガチャのシステムを複雑にしてしまったのが発端だと思う。
先日「「ToLOVEる」、レアカード排出率が0.00083%」で話題になった。
JOGAの指針から大きく逸脱する確立だが、同ソシャゲ運営側は確立をあげる方法を幾つか用意していて
それらを揃えれば一般的な当選確率になる、と語っているようだ。
しかし。グラブルがそうだったように、レアアイテムの当選確率に対して複雑なシステムを導入することは
消費者の混乱になりかねなく、法の隙間を狙った別の形での「絵合わせ」行為になる可能性が高い。

単純にクジを引いて当たり外れが出る。それ以外に小細工を入れるのは禁止にすべき。


タイトルに書いたとおり、消費者庁や政府はもっと積極的にガシャ(くじ引き)に対して発言し、
適切に運用されるための法整備を行うべき。
あまりにも手を入れなさ過ぎる。

毎日とは言わないが週末にはSSR何件、SR何件といった当選枚数を表示させる義務をつけるべき。
またガチャ(有料)のあるソシャゲは18歳未満は利用できないようにすべきだし、
1ヶ月あたりの有料上限額を設定できるようにすべき。ソシャゲで借金とか笑えない。



山本一郎グラブル消費者問題に寄せて――スマホゲーム業界全体に漂う問題を軽くまとめてみる | ニコニコニュース <http://news.nicovideo.jp/watch/nw1979321?news_ref=nicotop_topics_soft>

ガチャ炎上中の「グランブルーファンタジー」が謝罪 ユーザーからは「謝罪になってない」「そこじゃない」などの声も (ねとらぼ) - Yahoo!ニュース <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160108-00000114-it_nlab-sci>

4Gamer.net ― JOGA「ランダム型アイテム提供方式における表示および運営ガイドライン」を発表。確率明示や一般のレアアイテムは100倍以下,期待値5万円が上限に <http://www.4gamer.net/games/000/G000000/20120815039/>

日本オンラインゲーム協会 <http://www.japanonlinegame.org/>

宝くじかな? 「ToLOVEる」ソシャゲガチャの最レアカード排出率が0.00083%という未知の単位 | ニコニコニュース <http://news.nicovideo.jp/watch/nw1977362>