それにしても不自然。社員をどうするつもりなのか(コナミのゲーム開発終了の噂)

XNEWSというサイトは時々噂記事を乗せて半炎上することが度々ある。
広告収入を減らさない目的で炎上商法なんだろうが。

まあそれはそれとして。
小島氏がMGSを離れコナミを離れという話は随分前からある。
コナミ側も正式発表を行うとアナウンスしている。

不可思議に思う点がいくつかある。
1つは、ウィイニングイレブンを除く全タイトルの開発を中止するとすると、
もちろん外注でマネジメントだけしているタイトルもあるだろうが
コナミの正社員の配置を抜本的に見直すに匹敵するレベルの話になってしまう。
これは労使問題にも発展しかねないことを、あえてやるだろうか?

2つ目は、もうすぐ年度後半の株主会近くだ。
当然こんなうわさを出されては株主総会が荒れてしまう。株価にも影響でるかもしれない。
株価でいえば最安値は2009年の1200円台だがそれより高いが9月9日以降また下がり始めている。

3つ目は、ウイイレを除く抱えているコンテンツライセンス運用をどうするつもりなのか。
コンソール機用タイトルを全てスマホ向けに移すということなのだろうか。
現在コナミが出しているスマホ向けタイトルは83タイトル。
個人的な印象は野球系が目立ち、パズドラやモンストのような牽引タイトルは見当たらない。
つまりMGSなど過去を引き継いぐという姿勢の印象を受けない。
じゃあ貴重なコンテンツライセンスを塩漬けにするつもりなのだろうか。
だったらウイイレだけ生き残らす根拠が見当たらない。
これといった明らかな戦略もなく、ゲームはやめますというのは企業として間違った判断といえる。


企業として不採算事業を切るのはリストラの一環だが、コンソールゲーム市場から
抜けると言っても良い事態に、もともとCEROの中心を執り行った企業として
行き過ぎな判断にさえ感じる。
MGS5新作は41万本を越えるヒットになっているのにそれさえもカットする。
MGS4は全世界で600万本近くで、この噂話にあがってるウイイレ前作は100万本いくかどうか。
どう考えても売れるものを残さないのはおかしいとしか言いようがない。

更に。
カジノ法案が棚上げ状態になっている。
コナミはどうするつもりなのだろうか。今年こそ今年こそと言っていて、この様である。

コナミはリソースを割く先だったカジノ事業は法案が宙づり状態で落ちて来ない。
スマホはこれといった牽引タイトルがない。
いったいコナミはどこへ向かおうとしているのか。コナミの経営陣でさえ分かってないのではないかと懸念する。



【噂】コナミウイイレシリーズ以外の家庭用ゲーム機向けタイトルの開発をすべて終了?::XNEWS
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