有名な書作権問題「スイカ写真事件」がある。
すごく端折って言うと、デザインが酷似しているという事で告訴されたのだが、被告側が同写真を作成する前に両者が知り合っていたことを理由に裁判で盗んだと判断されて原告が勝訴した。
鳥貴族の提訴は、スイカ写真事件でいえば双方の関係性の有無にあるかが焦点になったと思う。
鳥二郎は鳥貴族を真似たのかもしれないが、事前に知り得た情報かどうか、双方に関係性があったかどうかがポイントなので、今回はギリギリセーフになったのだと思う。
裁判は地裁なのか高裁なのか書かれてないので分からないが、鳥貴族がスイカ写真事件のことを取りあげてもっと攻められると思えば最高裁まで突き進んでもいいだろうとは思う。
スイカ写真事件のときもそうだったが、この辺の判定は裁判長の感覚に依存するので、明確で具体的な証拠がなければ勝訴するのはとても厳しいと思う。
真似たやろ! お前の看板なんか真似るかアホ!って言い合ってるレベルはガヤは見てて楽しいが、
著作権などの権利問題として取り上げると、なかなか非常に深い話になる。だからこういう訴訟はとても勉強になる。
鳥貴族の鳥二郎商標に対する異議申立は認められず(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース
<http://bylines.news.yahoo.co.jp/kuriharakiyoshi/20150625-00046955/>
平成12年に発生した「みずみずしいスイカ写真事件」ってどんな事件? | シェアしたくなる法律相談所
<https://lmedia.jp/2015/05/18/64218/>