8Kって本当に必要なのだろうか

ただモニターが超高解像度になればいい、って話ではない。
ってことを正しく理解している人がどれだけいるか疑問。

・インターネット網の通信量の肥大化
・IXへの負担、キャパシティーオーバー
・PCメモリ負担
・高解像処理、高解像の軽量化のための処理

もちろんAppleはそれらに対してユーザーに負担をかけないための対策を講じれる見込みがあるんだろうが、
4Kから8Kといえば2倍に感じる人もいるだろうが実際は4倍以上の負荷がかかる。
BD映画ソフトを見るレベルなら可能でも、編集をしたいとなればオンボードVGAではとてもじゃないが処理しきれない。
Appleで言えば、15インチMacbookPROでもかなりキツイと思う。iMacでも上位クラス、30万40万円の製品でも結構難しいのではないだろうか。メモリだって32G、64GBいやそれ以上欲しくなるだろう。そうなるとMacPROを買うしかない。


正直、4K、8Kという超高解像度を売りにすることに辟易している。
確かに綺麗になるのは嬉しいことだが、結果的にユーザーのみならず、ソフト開発側の負担が
半端無く大きくなるからだ。
もちろん開発現場でチェック用のツールを準備して効率化を図ることは可能だが、
プログラムは効率化し易いが、デザイン部門は効率化は厳しいと思う。もちろんデザインの部分も
プログラマブルにして処理させるっていう方法もあるが。


俺が言いたいのは4K、8K化は必ずしもリッチでベターな環境とは言えないということ。
ユーザーと開発製作側の負担を考えて行うべきだと思う。


で。記事ではLGが次期iMacに8Kを載せるとリークしたと言っているが、本当にリークなら
LGは大きな額の損害賠償を求められるだろうし、今後の契約も難しくなるだろうね。
と思う一方で、Appleはこういうのも計算ずくだと思う。
Appleはソフトもハードも設計から製造、販売までイニシアティブをとることを必須として
動いているから、自分たちが知らないことが起こっていることを大変嫌うはずだから。
だったら前提として動けば、彼等としてイニシアティブは握ったままいれるからね。


余談だけど、WindowsOSS化を検討中という話がネットにあがっているが、
商用はProprietaryのままだと思う。たぶんOSS化するなら、IoT向けのWindowsだと思う。
IoTは今後延びて行くだろう分野だと思うので、ここに太く深く根付かせておきたいと
MSが思っているとしたら、納得のゆくストーリーになる。
IoTというとRaspberryPiを思い浮かぶが、その先には家電、自動車という世界がある
っていうのがポイントだ。組込み系だが、中華インドのような後進国を思えば、そこには
数十数百兆円規模の埋蔵金があることは想像しやすい。

実際IoT分野にどれだけの試金石があるかはわからんが、みんなが認めるlifeStyleを
先に提案できた企業が勝ちだろうね。
Appleもそこを狙っているように思う。カーナビや車を手掛けるところを見るとね。


アップル、8Kディスプレイ搭載「iMac」を2015年中にリリースか - CNET Japan
< http://japan.cnet.com/news/service/35062786/ >