コントロールできない第三国

ソビエトがロシアになり完全敵対国が1つ減り、中華が資本主義になって1つ減った。
しかし第二次世界大戦後も執拗に続けたアメリカと中東との戦いがいまだに消えない火種になっている。

後藤氏の殺害は残念だ。
しかしこれはアメリカが夢見る全世界を自身の理念で染めようとする行動に限界が来ていることを指す。
50年100年というとても大きなスパンで見て行く気持ちがないと、後藤氏の殺害でことが終わることは無いと思う。

一部のネットブログでは後藤氏は政治的目的があって潜入した的無書き込みがあったが、それが真実か否かを探るのはあまり意味がない。彼がどういう考えて入国したかに興味がないわけではないが、少なくとも正義感で入ったのなら正義感が犠牲者を生みだすという流れは、ISISかその他の国々どちらかが考え方を変えない限り治まらないことを意味する。と思う。

アメリカはビンラディン氏を殺害し、死に様は公にはしなかったが彼は死亡したことになっている。
ビンラディン死亡した2011年から4年もたっているのに主導者なきアルカイダがいまだにアメリカの巨大敵対勢力として生きながらえているのは、大きな後ろ盾がいる証拠だ。

じゃあ誰が後ろ盾しているか?
それについて誰も答えを出してない。

アメリカが原爆をISISに対して使ったなら大きな衝撃を与えられるだろうが、それ以上に世界からの反感をかうために使わないだろうし、経済が再び冷え込むことが予想される。

後藤氏の殺害はショッキングなことではあるが、もっと大局をみないと本当の解決にはならないと思う。

200億の融資を行ったことは良いことだが状況を見ずに行ったことは、状況を見れる力がないことを示している。
本当の意味で世界を見れる日本になるには半世紀以上かかるだろうなと感じた。


後藤さん殺害映像 官房長官「本人の可能性が高い。後藤さん本人と考えている」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150201-00000547-san-pol >