XBOXONE国内プレス発表会は、期待させるも中身いまいち

セガ名越氏とコンセプト社稲船氏が登壇したにもかかわらず、両者ともにタイトルを発表することも無く応援コールだけというお粗末な内容。
なにもコレというのがないのに登壇する意味はあったのだろうか。応援コールだけなら広報や営業を出せばよかったんじゃないの?と思ったりw


で、改めて見て思ったんだが、
・初代XBOX(2002~2005年)は3年で、約53万台
XBOX360(2005~2014年)は9年で、約166万台
これって、3年で50万台っていう計算になるよね?って思った。俺はいままでXBOX360は初代より売れたと評していたが、実質販売台数(または出荷台数)のペースは初代、360共に同じだったと。
もちろん波はあるだろうし、発売日から丁度3年目の日に何台だったかというところは掴めてないけど。
ということは、XBOXONEも3年で50万台、年に15~18万台売れればいいよねって感じだろうと思う。

日本国内でのPS4の売り上げは現在、約60万台。半年ちょっとで稼いだ台数。WiiUは約1年で178万台なので、WiiUのほうがPS4よりも売上げペースは高いと言えそう。だけどイマイチ盛り上がりに欠けている感じがする。


結局いまはライト層がスマホゲーに根こそぎ取られているので、ゲーム専用機で遊ぶ人は本当にゲームが好きで、ゲームにハマりやすい人だけだから、先代機とくらべて新世代機の売り上げの伸びがイマイチ。
XBOXONEは360より苦戦を強いられると思う。初年度で15万台いくかどうか?下手すれば10万台すら厳しいかもしれない。
普通、CEOやCCOといった役員が登壇となれば手土産の1つや2つは置いて行ってくれるものだが、それすらないとなるとマルチタイトルを除いてはリリースしてくれる可能性はゼロだということだ。
MSKKが出演料を払うから応援コールだけでもと懇願したから出てきたのだろう。実はこういうシーンはセガがサターンやドリームキャストを出すときに散々と繰り広げられていた。セガバンダイナムコスクウェアエニックスに懇願し社長同士は意気投合していると記事にされていたが、実際のところはご覧の通りの結果だった。
ドラクエもFFもセガのハードから出ることは無かった。
XBOXONEも同じ末路になるだろうことは容易に想像できる。

泉水氏が日本でのTV連動機能やPS4に対する巻返し策は、これからもずっと打ち出すことは無いと思う。
やるかもしれないしないかもしれないし的な有耶無耶な回答をしてずっと回避して行こうとすると思う。
SCALEBOUNDもブルードラゴンのように1作で終わってしまうだろうと思う。よほど海外での売り上げが良ければ2を出すかもしれないが。


XBOXONEを買うか迷っている人に対しては、本体が税込で3万円くらいまで安くなるのを待ってからで遅くない。だって既に持っているゲーム機で十分遊べるから。
PS4を迷っている人に対しても同じことが言える。特にソニーだから小型化、廉価版を出すスピードがあるので早ければ2015年春には出してくるんじゃないだろうか。

ネガティブな話しかしてないが、ポジティブになれる要因が殆どないからだ。
それは泉水氏の歯切れのよくない受け応えがあるからだ。例え負けると分かっていてもPS4を打ち倒すぞ!くらいの覇気を感じさせてくれるところが何一つない。
360の時はアイマス、DOA4などがあったが日本向けタイトルがほぼない。むしろ皆無といっていい。これでは推したくてもおせない。シューティングの雷電をだしてもって感じがする。

MSKKはもともとB2B製品の企業なので対企業には強いと思うがB2Cには滅法弱い。
それを改善して、うまくムード作りをしないと。そう艦これのような一部の人だけであっても熱狂的になれるタイトルを掲げられないと大ヒットにはなれないだろうと思う。

正直、もう泉水氏は家庭用ゲーム機の陣頭指揮は向いてないと言うか、人を変えた方が良いように思う。
社内での軋轢などあって思うようにできないのかもしれないが、このままだと単に消耗するだけだと思う。


速報:Xbox One 記者説明会、日本語版 Xbox Oneデモ。音声コマンドも日本語対応 - Engadget Japanese
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