心変わり

ここんとこずっとドワンゴ、ニコ動、川上氏の話ばかりしてるが、それは俺個人がとても気になるからでもある。
例えば俺の印象でいうとTwitterFacebookはTVを超えた存在になっているといってもいいと思っている。しかし日本発のネットサービスでそのように言えるメディアは、あったとしてもYahoo!ポータルしかない。
ニコ動は公式には220万アカウント以上の有料会員を有しているが、じゃあ番組単位でみるとせいぜいTV視聴率の1~2%程度しか取れていない。

川上氏は世界を狙いたい野心があることを度々口にしているが、まだ実現には程遠い。
俺が思うにニコ動、ニコ生を始めた頃は「TVを越えてやる」と思ったに違いないと思う。しかしストリーミング配信、生放送番組をつくったことのないスタッフがつくる番組はことごとく素人すぎた。そこでTV製作会社に以来するしかなかった。でもTV製作会社はTV番組しかつくれなかった。川上氏が思い描いていた番組とは全然違ったわけだ。

同時に川上氏は、ニコ生は時間平均1~2万視聴アカウントを超えるのは稀だということにも分かった。
TVと比べてこの数はあまりに非力すぎる。
確かに衛星放送の場合、視聴率数%でも十分な利益が出ると言われるが、それはニコ動は月額525円に対し衛星放送は複数chパックで月4000円ほど取る。それを考えるとニコ動は衛星放送の視聴率の8倍近くは取らないと同等に比較できないことになる。まさか来月からニコ動料金を4000円に引き上げるわけにはいかない。

いろいろ考えた挙句、TV打倒を目論んでいたことをやめTV業界に助けを求めた。だからテレビ局やNTTに株を売って協力を得て、その代わりに北米進出の実現を早めようと計画を変えたのだと思う。

その辺が響いて経費削減が急務となり、公式番組の大幅カット、派遣や契約社員の大幅カットを断行したのではないか?といいうのが俺の予想だ。


ドワンゴ、川上会長はかなり焦り始めている。というのが俺の予想。

この正月のニコ生番組表は顔をゆがめた。なぜなら人気生主がただTV番組をみている放送を何十時間も放送。中学生でも企画するような放送を平気でやっていた。もう企画が捻り出せないでいるのだろう。
俺ならそんな企画書を社員がだしてきたら、即行却下するよw

だからニコ動、ニコ生をみていて危険臭がすごくする。