気象予報士の是非。以前に資格に対する考え方

資格は、そもそもスキルがあることを証明するものではなく【知識】の程度を示すものでしかない。
というのが国家資格をはじめ民間資格も含めた資格に対する俺個人の見方だ。

【知識】と「スキル(能力)」は根底から違うもの。
それを片平氏は明示してないし、理解もしてないように感じた。


例えばExcelの資格を持っていれば何でも即座に、遅くとも納期までに顧客が納得できる品質で完遂できるのか?といえば、NO。
情報処理技術者(国家資格)の資格を持っていれば、サーバ立ててVLAN切ってアプリ構築しKPIを達成するか?といえば、NO。
自動車運転免許を持っているものは、事故ゼロか?といえば、NO。

資格はあくまでハサミ、セロテープ、ものさし・・でしかない。
企業は教える時間をなるべく短縮させたいから有資格者を採用したいと考えているだけで、実際現場に立たせたら何もできないことのほうが遥かに多い。

気象予報士は国家資格だが、必要だからあるのだ。
その有資格者をどのように有益な人材にするか?は本人の努力も必要だが、企業がどう育てるか?にかかっている。


資格はその人物に対して価値を与えるものではない。価値はその人物を取り囲む社会や企業がつくるものだから。



まもなく20年 「気象予報士」制度を考える(片平 敦) - 個人 - Yahoo!ニュース
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