後藤節が炸裂!納得の論に圧巻

インプレスに技術ライター多けれど、後藤さんは一番信頼できるライターさんだなあと
つくづく思う。

後藤氏の論が真実か否かは別にして、ここまで説明されると
ああ、これなら箱1(ハコイチ)が前世代CPUを使い、メモリがGDDR5じゃないのかが納得できる。
また50億トランジスタというのはCPU+GPU+メモリの合計値であるということも論拠を示している。

まだ噂のレベルだが、PS4XBOX ONEも発売価格は5万円と言われている。
SCEインドがミスして250GB・399ユーロと出したという噂はあるが)
家庭用ゲーム機はロイヤリティによる収益がビジネスモデルであるから、どこまでハード価格を
割り引くかはメーカーによって違うだろうが、売値5万円ならハードにかけるコストは両社ともに
ほぼ同じだということは予想できる。


後藤氏の見方を言い換えると、
おやつ代500円をもらって、チョコレートを多めに買うか、ジュースを多めに買うかの違うということになる。
そして、おやつを持って行く場所が寒いところなのか、暑いところなのかによって、どちらが有利になるかは変わる。寒いところに行くならチョコ多めがいいだろうが、暑い場所ならジュース多めのほうが良い。

PS4クラウドに注力し、XBOX ONEも「サーバ台数を30倍に増やしてクラウド強化」を謳っている。
単にデータやソフトのテンポラリーフォルダとして使う場合もあれば、SaaSとして使う場合も考えられる。


確かに現状ハードスペックは、PS4の方に軍配が上がっているように思える。
やはり最新CPUにGDDR5は魅力的に映る。(GDDR5はハイスペックVGAカードに搭載されているもの)
しかしXBOX ONEKinect2同梱しており、単純に比較するのは危険な気がする。


余談だが、
XBOX ONEにはKinect2が同梱されている。しかしKinect2を別売にして本体だけ売ると言ったとしたら、どうか。
5万円の本体価格が一気に2万9800円まで値下がる可能性がある。Kinectは特に日本で人気がないので、分け売りすれば日本でのシェア獲得の一役になる可能性がある。


後藤氏の話はあくまで後藤氏の想像であって事実・真実ではない。
しかし後藤氏のような懇切丁寧な説明があれば、文章に使われる言葉が理解できない部分があっても、多くのユーザーがXBOX ONEに理解を示すと思う。しかし現在のMSはそこまで説明を尽くしていない。


説明の不十分さをE3(6/11)でどこまで補ってくれるかを期待したい。




後藤弘茂のWeekly海外ニュース】Microsoft次世代ゲーム機Xbox One」のベールを剥いだ
< http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaigai/20130522_600334.html >