iPhoneはデザインを褒めるのに、デザインそのものは低評価する日本人

名前忘れたが著名な工業デザイナーの人が、日本の企業らはデザインに注力しなさすぎる。といった内容の批判をしていたことを思い出す。

堀江氏や家入氏がデザイン料は5000円でいいと言っているのは、彼らが阿保だから。ということでスルーしておけばそれで済む話だし、彼らにとってデザインは2の次どころか5の次、10の次くらいの価値観だかという説明で終わりそうだ。
しかし世の中全体で見たとき、そうは言っていられない。

洋服や靴や化粧には人一倍気をつけてるのに、アイテムやアイコンは杜撰なのは靴下の左右が違っても履いているようなもの。それで女の子に好かれようとか言っている日にはフルボッコされること請け合いだ。


糞デザインに5万も10万も払えとは言わないが、ちゃんとアイデンティティーを理解しそれが伝えられるデザインであれば10万円でも安いほうだと思う。
Windows8がリリースされた頃を機にマイクロソフトが社名ロゴ(CI)を変更したが、その前のロゴは20年近く使っていたことにも分かるように、長い間利用されるものだ。
iPhoneだって初代から徐々にデザインは変わってきているが、それでもベースデザインは変えていない。
やっぱりデザインは、人の顔、企業の顔なのである。

5000円といった行が笑いを取るための発言だったのか本気なのかは分からないが、アニメやプラモデルのデザインに長年携わっていた岡田斗司夫氏でさえ無賃金について肯定的な発言をしているところから思うと、写楽などの日本画を簡単に海外へ売り払っていた頃から1歩も進歩してないのだなあと痛感する。

確かに制作サイドからすれば経費削減したいと言う思いは、ある程度は理解できる。しかし安くて当然という考え方をしているのは、デザイン関係の労働者のみならずデザインを全面否定しているのと同義。

以前もいったが、例えば制作費が10万円の見積もりだったとして、双方で協議の上で今回は5万円にしましょうと交渉のうえで成り立ったものであればアリだと思う。が、そうではなく最初から値切るだけしか脳のない人は相手にしたくない。

デザインを全否定する人は、自分で描けばいい。作ればいい。それこそ電気店がゴミだししてる段ボールをもらってそれを外箱にすればいい。



ホリエモン家入一真トークイベントで燃料再投下、ロゴとか5000円でやってくれる人いるでしょ発言にデザイナー若野桂さん再びブチギレ : 市況かぶ全力2階建
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