技術力は世界最高峰。経営力は世界最低。という日本。

ってことでしょ。

紹介のブログでは「生産拠点の海外(主にBRIcS圏)への移転が遅きに逸した
と述べているようだが、それは会社経営上の観点でしか見ておらず誤った見方だ。

開発部隊は日本に置いたままBRIcS圏に生産拠点を移すにはそれなりの
プロセスを踏まなければ、日本の雇用は一気に落ちてしまう。
失業した人の転職先を考える必要があるわけだ。

長いことワークシェアリングの話があるにもかかわらず、話が進んでいない。
それは働く人が悪いのではなく、ワークシェアリングをするノウハウを高めていこう、
ためていこうという気が、特に大手企業に無かったからではないか?と思う。

また新しい産業を始めよう、興そうという雰囲気がイマイチ良くない。
ソーラーパネル事業の先行きが見えないというが、ドイツでは既にキロワットあたりの
単価が日本では80万円のところ18万円の値段になっているという話もある。
ドイツにできて日本ではできないのには、何らかの企業や行政側の問題があるからだと
思って問題は無いと俺は思う。


俺はサムスンやLGの製品が良い製品だとは思っていない。
しかし今の時代には性能よりも価格で勝負する時代だという認識が、日本の経営陣には
薄い気がする。

技術力、高性能がウケる時代ではなくなった。ということの認識が甘すぎた。
というのが今年の結果に現れている気がするのだ。


[参考元]
家電業界が誇る経営軽視の歴史 - Chikirinの日記
< http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20121103 >