固有食文化は免罪符ではない。という主張。

確かにそれはあるよ。
全世界の6割を日本が食しているというが、果たして本当にそうなのか?実はこの数は日本で生産して海外に輸出しているものも含まれているんじゃないか?と数字のトリックを感じるところがある。

人によるが1年でウナギを食べる回数って何度あるだろう。食べる回数×グラム数で計算しても全世界の6割という数字が出てこない気がするのだ。


絶滅危惧種に指定されるほどになるなら、やや注意くらいのところから政府が規制しないのもオカシイ話だ。

完全養殖は成功したものの1尾1~10万円では話にならない。せめてこの10分の一にならないと。ということは今の10倍以上の大量生産システムをつくるしかない。
割安で食べたいのは人情だが、大規模な規制をかける、乱獲に対して極めて厳しい措置を科すなど、政府がしっかりリーダーシップを取るべきだと思う。


固有食文化は免罪符ではないという主張をされているのだが、ここについては今後いろいろ考えていくべきところだろう。
シーシェパードが今も日本の調査捕鯨に対して攻撃をしているが、鯨を食すことと、乱獲することは別の話だ。これだけ飽食の時代に鯨を食べる必要あるのか?という話もある。イルカ漁も同じことが言われている。

定義の問題はあるが、ある程度の捕獲量を超える場合は必ず養殖を完成させることを前提条件にすべきだと思う。
うなぎ業界は一気に衰退するだろが、その辺のセイフティネットも含めて政府・行政が準備することも必要。


うなぎに高い税金を科すくらいのことを政府がやってもいいのではないだろうか。消費税を上げることを考えるより、そっちのほうを考えることのほうが優先度が高い気がする。



[参考元]
「さらば、ウナ丼」シラスウナギの大不漁:日経ビジネスオンライン
< http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120210/227090/?P=1 >