低成長率でロングテール型がいい

従業員1万人。売上げ数十兆円。総資産数百兆円。確かにそういう会社は世界トップになるかもね。
でもさそういう企業って過当競争の中で、過度なストレスの中にいなくてはならない。今でこそ世界トップのAppleだって、つい先日まで下から数えたほうが早いくらいの位置にあった。
AppleはMS-DOSWindowsマイクロソフトに負け続け、ジョブズ氏は解雇された。でも今の地位だ。それは直向きにAppleApple色を忘れなかったからだと思う。

今の日本の企業を見ると、ソニー井深大氏と盛田昭夫氏、松下電器(現パナソニック)の松下幸之助氏、ホンダの本田宗一郎氏など日本の屋台骨を支えた神と言われる方が主張してきたことを、ことごとく無視し続けている。


正直、生きた心地がしないのが「今」だ。
富裕者はより富裕になり、貧困者はより貧困になっていく報われない現状を見ると、やるせない。
確かに努力した人、能力のある人に対して社会はインセンティブを払うべきだが、マネーゲーム三昧の今の世界を見ると「それって良くないよね」と感じる。

収監中のホリエモンこと堀江氏はライブドア在職時つねに企業価値を語っていた。
それは株主に興味を持たせ、株主の満足度を上げるものではあるが、果たしてそれが本当に良いとは俺は感じない。それは単なるマネーゲームにしか感じれないからだ。

美辞麗句を連呼するつもりはないが、やりたい事があって、表現したいことがあって、やってみた結果に大ヒットや高い収益があるのが「自然」だと思う。

営業部門から言えば、何個売れた、何円売り上げたというノルマを常に課せられるわけだから悠長なことは言ってられないのは分かるのだが、みんな普通に生活できるレベルでいいじゃん!という、余裕が持てる環境がないと、本当に良い製品は出来ないと思う。


もうこれは俺個人の感じ方でしかないのだが、ギスギスし過ぎる。だから居心地が悪い。

絶えず努力することは必要だが、物事に寛容でない人や社会と付き合うのは、もうウンザリ感なのだ。