本放送またもや遅刻ｗ Aパート終わった頃まで寝てしまってたｗ
やっぱり物語の中心はイカ娘と栄子なんだなあと改めて感じた。
１期でも能力が使えなくなったイカ娘が、溺れる栄子を助けようとして能力が復帰して助けた物語だったけど、２期も二人の関係が改めて描かれたことで、より強く印象づけられた感じがする。
やっぱり今回の一番は千鶴が「侵略されちゃったみたいね」と語ったシーン。
これはイカ娘に対する最高の労いだと思うし、全てを救った言葉だとも感じた。
２期は１期の水島監督が総監督となり山本監督が中心となって製作された。
一部で２期のパワー、テンション不足感が批判されていたが、確かに１期より全体的におとなしめな作りではあったが、より原作に近い作品にしようと考えたのではないか？と思う。
梢ちゃんが最終話に出てきたが、原作では梢ちゃんは殆ど扱っていない。
ニコ生実況ではリスナーのどよめきで埋め尽くされていたが、原作でさえ扱いがほぼないキャラを再びこういう形で出演させたのは、アニメ製作側と原作者側の関係が凄く良好だと言う現われだと思う。
３期が無い可能性が高いと俺が言ったのは、上に書いたとおり千鶴が言ったセリフが引っかかっているからだ。
イカ娘は地上、人間界を侵略にきており、少なくとも人間側である栄子や千鶴らは対抗する。しかしイカ娘は幼いから栄子らの指示に店の手伝いをさせられている。人間がイカ娘を制しているという構図だ。
次第にイカ娘と栄子の相沢家の一員となり、人間と溶け込んでいく。それでも本来であれば人間はイカ娘種族に抵抗があるのが普通のはずだ。
抵抗を示すべき人間（千鶴）が「侵略された」と言葉に発することはある意味人間がイカ娘種族に白旗を振ったようなもの。つまり、人間がイカ娘を完全に受け入れたことを意味する。
作品のタイトル「侵略！イカ娘」とあるように、イカ娘が人間を侵略してしまったら話しは終わりなのである。
だから俺は３期は無いんじゃないか？と言った理由はここにある。
もちろんファンとして３期があることを希望するし、誤解恐れず言えばサザエさん風な日常を繰り返す物語なのでいくらでも膨らませられるし続けられる作品だと思う。
一方で製作側は作品の「落としどころ」を考える。３期が無いと言ったもう１つの理由は、アニメ製作スタッフは２期としてではなく、２期最終話が作品全体に対してベストな落としどころと考えて作ったんじゃないか？と感じたこともある。
いやらしい話になってしまうが、３期は本当にBDやCDの売上げに掛かっていると思う。
更に憶測を言えば、３期は無いのじゃないか？と考えたアニメ製作スタッフらが、それじゃあ２期最終話で自分たちなりの結論を言った方がよくね？と考えてこの度の最終話になったとも思える。製作側はやっぱり自分たちの意見を作品に載せたいと思うのが当然だからだ。
2010年、2011年と２年続けて１クール（計２クール、２５回、７５パート）は成功とともに幕を閉じた。
俺が辛かった時に出会えたのがアニメ・侵略！イカ娘だった。痛快で何も考えずにストレートに笑える作品だったからこそ、この作品で癒された。
もちろん絵がかわいい、イカちゃんが可愛いというのもあるが、癒された作品だったからというのが応援し続けている最大の理由だ。
アニメ製作スタッフの方、声優の方、原作者の安部さん、本当にお疲れ様でした＾＾
「侵略!?イカ娘」（第2期）公式ファンサイト
<http://www.ika-musume.com/>
