傲慢Amazon。でも電子書籍の普及次第。

正直、傲慢なやり方は承服できない。
著作権は欧米式を無理強いさせるもので、日本の法律を無視する行動には到底賛同できない。

これは俺の建前ではなく本音。
しかしこれって2つの問題を投げかけているともいえる。
1.著作権の国際基準統一化
2.電子書籍の普及
この2つの問題がクリアしないと、たぶんいつまでたっても平行線のままだろうなあと思う。

TPPの問題もそうだが、今後はその国独自基準を言い張れることが難しくなってくると思う。
ドメスティックにやっていく産業、分野はTPPは糞だし、世界の場でやってる企業にとってはTPPは今すぐにでもやりたいと思っていると思う。

著作権の世界統一基準化も、Amazonは非常に乱暴なことをやり始めたが、日本を代表とするマンガやアニメだって多くの外国で放映、販売されている。いつまでも日本基準で、というのもある意味横暴と言われても仕方ないかなと言う思いがある。

世界を土俵にするなら、世界基準は必要不可欠。

そう、俺は思う。

開国しなけりゃ宣戦布告するよ!と言わんばかりのことを傲慢に押し迫ってくる前に、じゃあお互い話合って決めましょうよ!と、むしろ日本がリードするくらいの気持ちが無いと、Amazonに負けてしまうと思う。

こういうことは文化庁とか外務省がシッカリ動いてくれないと困るんだけどねえ。ほんとうは。


中小にとってはAmazon方式に載るのはメリットあると書いてあるが、それは電子書籍リーダーがどれだけ普及して、書籍はどれだけ売れるのか?だと思う。
Amazon方式に参加しました。5000部出しました。売れたの10冊だけです。じゃあ話にならない。
それにAmazon電子書籍売り出します。Amazon内で広告だせません。というのも問題だ。

電子書籍iPhoneAndroidのビューワーアプリがあるが、正直あの大きさで古典的な小説を読みたいとは思わない。よくてライトノベル読めたら良い方だろうと俺は思っている。
せめてiPadのようなA5サイズのタッチパッドタイプのものでないと、読みづらくて仕方が無い。
俺の不満はそれだけじゃない。あの固い板を持ちながら読むっていうのは、正直辛い。
従来の紙ベースの書籍と同じような、手に馴染んで、軽くて、曲げたりすることもできて、しおりが付けられて、気になった箇所にはアンダーラインとか引けて・・・等などができるようにならないと、少なくとも俺的には満足できない。

しかし俺の言った話は遠い先でないと実現できない話では無い。
有機ELで曲げられる液晶は発表されているし、商用化まであともう少しと言う所まで来ていると聞く。
栞や直接書き込めるようにすることはソフトウェアでなんとかカバーできるはずだ。書込みはペン要らずで指で書き込めるようにできずはず。
つまり。俺が言っている事は無謀なことでもなんでもなく、後数年で実現される話だということ。


電子書籍の不安は、いままで成功例がないことだ。(商売、売上げ的に)

もちろん過去のシステムと今では全然違うし、今の電子書籍なら静止画の挿絵だけじゃなく、動画や音声を載せることだってできるだろう。ネット連動や連携させることだって、インタラクティブな小説を出すことだって可能だと思う。
そんなに高機能になったとしても、どこまで浸透できるのか?について疑問をもつ。

政府が電子書籍と紙書籍で税率を変えるとか、紙書籍は廃止すると言いだすかでもなければ、まだまだ電子書籍が書籍界の中心になるとは思えない。


電子書籍が本当に普及したと思えるのは、かなり先なような気がする。




アマゾン電子書籍契約は妥当か無茶か 大手は反発、中小は興味示す? (J-CASTニュース) - Yahoo!ニュース
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111101-00000006-jct-soci >