今更感あるも、永遠の命題

乙武さんが芸能界デビューしてかなりたっていると思うが、なんで今さらこのテーマを投げてくるんだろう?という個人的な思いがあって「今更」と書いた。

内容そのものは「永遠の命題」

授かった子は、その生がある限り最期まで責任を持つべし。という考え方。
罪のない子に大きな困難を抱えたまま生きさせるのは酷いので安楽死させるべき。という考え方。
子の治療費により家庭が金銭面で破綻するから安楽死させるべき。という考え方。
・・・・などなど

この命題を考える上で見ると良い作品として「エレファントマン」や「フランケンシュタイン」などが上げられると思う。

理想は、・・・。でも現実は・・・・。 ということが有り得る話で、1つの基準を設けてそれを全体に強要するのはどうかと思う。もちろん乙武氏は1つの基準設置を求めているわけではない。

昔は出産時に奇形児が生まれると、病院が窒息死させて奥さんに「流産/死産でした」と言っていたことがあるという話を聞いたことがある。
日本の奇形児率は2%に満たないが、世界的に見れば上位にあるという話もある。


正直な話。
容姿的に醜い我が子を見て、頑張って育てて行くぞ!とモチベーション高く思える人は、殆ど居ないと思う。
産んだ母親は泣き崩れ、父親は愕然となるのが殆どだと思う。

いまだ正体の解が描かれてないが、漫画ベルセルクのキャスカが産んだ子?らしいものは魑魅魍魎の姿だったが、それをキャスカが愛そうとしてるところが描かれていた。とても正常と言えない状態のキャスカだから愛そうとしたのかもしれないが、正常な意識のキャスカならどうしただろうか?と考える。


また男と女で、考え方は異なるはずだ。
昨今の悲惨なニュースを見れば、我が子に凄惨な体罰を与えて死に至らしめる母親はゴマンといる。
大阪の元風俗嬢が子供二人を飲まず食わずにさせ死に至らしめる事件は、まだまだ記憶に新しい。(普通の精神の人間なら、こんなことをすれば牢獄でキ/チガ/イになっていてもおかしくはないだろう)

そういう親もいれば、授かった子ならどんな子でも育てます、産み落とされて母親知らずの子でも育てます!っていう女性もいる。

動物を見てもそうだ。産んだ子を育てないものもいれば、抱いて愛するものもいる。


乙武氏が言うのは、「障害者が生きていける、障害者に優しい社会を作って欲しい」ということだと思う。
実はコンピューターやロボット工学などは、障害者を助けるための道具になるべきなんだが、実態はそういう使い方を殆どされてないのが実情だと思う。
昨今開発されているパワードスーツは、本当に乙武氏のような四肢のない人に装着すれば楽な生活が送れるようになると思う。
新スタートレックのジョーディーが掛けている特殊メガネのようなモノは開発され、実験中だ。

しかし進み具合が遅いのは、大学のわずかな学者が研究しているレベルで、しかも予算が殆ど無い状態でやっているからだ。
企業は儲からないことを分かっているから、予算を出さない。


個人レベルのことを言えば、人それぞれだとしか言えない。
俺個人のことで言えば子供を産む産まない以前の問題があるのでwなんともw

社会レベルのことを言えば、国・地方・企業が、開発や製造・製品化するための援助を行うよう、市民が運動するしかないのだろう。

というか今の世の中って健常者でさえ住みづらい世界になってるから、そうじゃない人にとっては更に辛い世界になっていると思う。



「もしも、自分が障害のある子を授かったら....みなさんはどう思いますか」・・乙武(h_ototake)さんの連続ツイート - Togetter
< http://togetter.com/li/198030 >

 野良里蔵狸 -norakura- 日本の奇形児出生率は世界一?
 http://tanukur.blog8.fc2.com/blog-entry-255.html

 横浜先天異常モニタリングセンター
 http://www.icbdsrj.jp/data.html