奴は死んで当たり前。の裏にあるものも知るべき。

確かに加藤被告は死んで当然だろう。何故なら7人も殺したのだから。

しかしよく考えて欲しい。
世間の抑圧、差別、憤り、孤独感、追い詰められる焦燥感。
もちろん一般人はそういうプレッシャー、ストレスを受けても、耐えながらやっている。
彼はそれを絶えなかった。絶えなかったから私たちは一里も悪くない。果たしてそうだろうか。

彼の不満や悩みを吸収してあげなかった・・・という社会の非人情的な部分があったためとも考えられる。

何度も言うが、100:0で加藤被告が悪い。それは動かない。
しかし私たちの社会が、不満や悩みを吸収できなくなっているという事実も認識する必要がある。
私たちの社会は、老いた人の関節のように朽ちてきている。
殺人が起こったことの怒り、不満よりも、社会が老朽化していること怖さを感じさせられる。


秋葉原通り魔事件 死刑求刑へ NHKニュース
<http://www.nhk.or.jp/news/html/20110125/t10013603762000.html>