鉄道の神的な人もそんなこと言ってたな。

1カ月以上前くらいかな?鉄道設計の神的な存在の人がTVのドキュメンタリーに出演していた。その時に言っていた言葉が、
アメリカにはアメリカのやり方がある。その地に立ってみないと、どのように設計すればいいかは分からないし、作れない」と言った感じの言葉を述べていた。

マジック・ギャザリング等が流行った1990年頃に比べ、今のTRPGは随分と廃った印象が俺にはある。
それはTVゲーム、ネットゲームが主流になっているから余計にそう感じる。(今だに流行っているのはポケモン遊戯王くらいじゃないだろうか)


ツールとして使われるものと、そうでないものがあり、前者はTRPGであり後者は小説や漫画だと言っているのではないだろうか。
それはウェブサービスにも繋がると思う。TwitterFacebookGrouponなどが持て囃されているのは、その時のニーズに合っているからだと思う。
売れなくていいなら自分勝手に作れば良い。
しかし売れるモノをというならば、ある程度の文法に沿った書き方、作り方をしなければ受け容れられない。

俺の考えは、売れなくて良いのは芸術家で、売るための仕事をしている人は職人。そして双方に下にいるのが使用人という分け方をしている。
芸術家はオークションで製品(作品)に何億も値を付けてくれる人たちが沢山いるような人。または超越した技術力を有する人、他に類似品と言われるものを作らない人というイメージだ。
職人は品質も要望も納期も守らなければならない。これらを守ってこそ職人だと考えている。でも職人は他の類似品をつくってもいい。(但し違法行為して良いと言うことではない。) 発注者や消費者の意図するものを作れば良いと言う意味でだ。

ただ井上氏が今回急な展開をしてきたのかは分からない。もしかすると社内の一人が急に辞める!と言いだして、その理由が我が侭な言い分だった。そのはけ口としてTwitterにそれとはなしに書いたのかもしれない。

得手不得手、向いてる向いてないの性向があることは確かだ。
しかしその性向が無いからと言って解雇や窓際族にして苦痛を与えることも言語道断だ。何故なら入社時に面接や試験で選抜できるのだから、そこで把握すべきなのだから。
それを擦りぬけて入って来た人でも、会社としてしっかりとした教育、指示を出さなければならない。それでも辞めて行く人はそれまでの人だ。
また井上氏は愚痴愚痴と述べている感じだが、どっちもどっちだと思う。辞めて行った人は”はい、さよなら”でそれ以上を言ってはならない。何故なら散々愚痴を言った奴と肩を並べては自身のプライドを自分で壊すことになる。そういう愚かなことはすべきではないと考えるからだ。

どんな職業にも得手不得手、性向の有る無しは必ずある。
単純作業が向いている人。創作活動が向いている人。営業が向いている人。等など。でもそれは個人本人の問題であり、だからといって企業・会社の責任までも免れると言う話には繋がらない。



Togetter - 「TRPGデザイナー井上純弌が語るゲームデザイン論 「クリエイター脳=ボケ、デザイナー脳=突っ込み」」
<http://togetter.com/li/84350>