裁判争点は被害者遺族の心情を無視した、瑕疵の有り無しだけ。


山崎被告が一人で乗り切れる裁判では無い。つまり山崎氏の背後にJR西日本がいることは明白だ。多くの企業は前例をつくりたくない一心であり、被害者や遺族の心情などどーでもよい。

仕事上のミスは許されるものではないが、必要以上の過酷労働を強いることは道理に反した行為で許しがたく、死亡した電車運転手の過失は大きいがそこに至る土壌をつくっている企業体質が未だに改善していない事は由々しきこと。


関東と違い多くの赤字路線を背負わされている地方のJR会社の苦労を勘案しても、今回のことは許されるものではない。
既に事故から5年も経っており、改めて法律、裁判所の対応の遅さには苦言を呈さざるを得ない。




asahi.com朝日新聞社):宝塚線脱線初公判 検察側、被害者の名すべて読み上げ - 社会
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