政府の裏を暴いた行為は、善人。法律や道徳を裏切った行為は、悪人。

一人の日本人が明かした事実は1件だった。
しかし組織とは言え明かした事実が25万件という莫大な数は、アメリカ政府を焦土と化したと言っても良いだろう。

1発の威力は大したものではなくとも25万発を一気に、しかも集中的に攻撃すれば場合によっては1発の原爆以上の破壊力を持つ。問題はこれを言論の自由と言って片付けるかどうかだ。

今のマスコミが批判される理由は、一端視点または自社視点でしか事実を語らない、報道しないからだ。
インターネットマスコミは、1つの物事に対し双方向であり多面的に報道するから指示されていると思う。それはインターネットは双方向で情報供給が目的としているからでもある。


今回の報道をみてみると、
ウィキリークスの一方的な報道で、しかもそこにウィキリークスの観点や主張が乗っているわけでもない。
ニュースソースを発信する者として、ニュースに自分の主張を載せるのは正しくは無い。しかしこれだけの大きなことをする以上は、1つのテロ行為であり、そこには犯行声明(主張)があってしかるべきだと思う。

25万件といっても、パスタにオイルを入れるか入れないか程度の議論から、Google会社ハックまで多種多様にあるはずで、必ずしも世界の人にとって有意義のある情報ばかりではないはずだ。更には今現在25万件すべてを公開しているわけではない。
1件あたり10文字で終わるものもあれば百科事典1セット並みのデータもあるはずで、公開の善し悪しを吟味しているのなら全てを公開するのに最低でも半年以上はかかるはずだ。でも精査を終えずに一部を公開したことは、数本の情報を除いて利益にならない又は個人情報すぎて公表が難しいと判断したのではないか?とも捉えられる。


繰り返しになるが、
こういった行動をしておいて、自ら何の主張もしないのは卑怯だと感じる。
ウィキリークスは、今回の行動に対して何らかの主張を公表すべきだ。



謎に包まれたWikiLeaksの運営 創設者は天才ハッカー - ITmedia News
<http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/01/news065.html>