それでも箱モノは要らない。

ガンダムなど日本が誇るアニメ産業の人材育成どうなる」といった内容で報道されていた。
番組中、国立メディア芸術総合センター(廃案、建設予定額117億)が廃案になった件についても触れていた。この俗称「アニメの殿堂」は必要だったと言及していないが、専門アーカイブは必要だと主張があった。

俺もそれは思うが、本来それをすべきなのはアニメ産業に携わっている企業であるべきだ。
税金で行う必要は無い。

国、行政が行うべきは昨年の功績や将来の計画を評価した上で、低融資であったり、補助金であったり、人材教育などであるべきだ。
もちろんアニメ・漫画の企業に対して、相互癒着や職権圧力のない世界をつくることも必要だし、経営のノウハウを教育することも必要ではないだろうか。
(投資の使い方、オリジナルブランドの構築方法なども経営陣はもっと学ぶべきだと思う)


アニメーターの話ばかりするのは偏見になるだろうが、
17~18歳の若い人が入社して20~25万の給料をもらうのはどうかとは思うが、ボーナスはなくとも、せめて本人の年齢に万円をつけたくらいの給与がもらえる環境にすべきだ。
モチベーションだけでは、いずれ崩れてしまう。そのスパイラルを繰返す環境だと業界自体が育たなくなると思うのだ。


最初に触れたアーカイブは、なにも豪華な建物である必要は無い。
温度、湿度と保全保安の管理が徹底できるものなら、掘っ立て小屋の身なりで十分。それなら坪単価の安い山奥に建てれば良い。輸送費を含めたって20億も使わないはずだ。
ちなみに、さくらインターネット社が北海道・石狩に建てるデータセンター(東京ドームの1.1倍、サーバ4000台)のものをつくって約37億円。このニュースは、データセンターの3倍以上の金額をかけて都心にアーカイブを作る必要があるのか?と思わせるに十分な資料だと思うw


手間なのはだれもが知っているよ。馬鹿じゃないんだから。
手間だが、自分たちにはできない部分だからこそやってもらいたいと思うのは人情だし、そこをするのが政府、行政だと思うが・・・



2010/11/26放送分・[WBS]ワールドビジネスサテライトテレビ東京
<http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/>


“マンガの殿堂”の目的は? 里中満智子氏ら「箱物」批判に反論
<http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/06/04/23684.html>