利益等配なく、下っ端は更に下っ端に。

今まで調べてこなかったのもあるが、これほど明確な数字は見たことが無い。

他業種でも同業種の中堅、大企業の比率は大して変りないと思うが、新入社員はともかく、
過労を強いる状況に変わりないのは、このデータを見ても察することが出来る。


日本の産業全体に言えることだが、あまりにも世界視野がなさすぎる。
日本はアニメといえば「不良の遊び」的な侮蔑のされかたが依然とある。
しかし海外ではアニメは1つの娯楽として認識されている。この差は大きいと思う。
つまり海外に出した方が商売になりやすいということだ。

今のアニメ、アニメ業界全て知り尽くしている訳ではないが、量産につぐ量産でしか
考えてないようなものは、いずれ廃れると思う。
2~3年に1度は実験的な、芸術的な領域に至る作品を出して行けるような業界でないと
業界全体のモチベーションを上げることが出来ないと思うからだ。


政府は箱モノさえ作れば自分たちの責任は終えた的な考え方でいるが、そう言う考え方
をしている限り、下っ端は命削る過酷労働を強いられるだけの蟹工船舞台はずっと続く
と思う。



アニメ制作会社の経営実態調査 | 帝国データバンク[TDB]
<http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p100803.html>