地上TVのオンデマンドは、時期尚早だったのでは?

最近思うのだが、日本のテレビ局は他国と比べて必要以上にコンテンツを作り過ぎで、
かつ使い捨て的に扱い過ぎている気がする。

英国BBCの話を聞けば良く分かると思うが、同じ番組を延々、毎年毎月のように
放送している。つまり番組(コンテンツ)を1つ作れば、視聴者が飽きるまでは使い
回しができる。
即ちはコストを抑えられる。

最近でDVDボックス販売など収入形態が変わってきたが、
日本は1つの番組(コンテンツ)を作ったら、ほぼ永久的に自社にストックするだけ
になっている。地方局などから要望があれば、1回(1話)5万円前後で貸し出しす
る程度。これでは採算が取れないのは当たり前。


何を言いたいかと言うと、オンデマンドをやって見たいと思う人は、日本は圧倒的に
少ないのでは?ということだ。

それにNHKはもともと視聴料を取っている。その上に、更に料金を払えと言われる
ことにも抵抗がある。
1本315円と価格は、週刊ポストが350円なので雑誌1冊買う価格とほぼ同じ。
雑誌は読み切りだが、ドラマでは最低でも12~13話続く。全話見るとなれば、
4000円近くかかる。大河ドラマだと約50話あるので6000円近くになる。

パソコン付けて、パソコンの画面サイズで見るのは、やはり違和感があると思う。
それならBSやCSで流してもらった方が・・・という感じなのかもしれない。



まあそれらの前に、NHKが本気出して宣伝してないというのもある。
10億出して売上げ1億じゃとてもやってけないと思う。

国の事業なら、先日の仕分けで確実に落とされてた事業になってるんじゃないだろうか。


NHKオンデマンド、開始1年で大幅赤字(読売新聞) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091208-00000772-yom-ent>