徐々に経緯が解り始めた

俺も感情的に言っていた部分は現地の方々に詫びなければならない。

当時、決定した責任者が、現・鳩山首相、前原大臣だったようだ。
また再三再四、現地の人は反対していたところを国益優先でとゴリ押しで進めていた。

これらの経緯を考えれば、マニフェストに書いたから即決というのは、確かに行き過ぎた
対応だと思う。


しかし。前の書込みでも書いたとおり、TV報道では、ランニングコスト(年10億円)
に加え、地滑り対策等の補強工事に追加で1000億円ほどかかるようだ。

建設中止した場合と、建設続行した場合では、ほぼ同額というのが、TV局が説明して
いる内容だ。


結論いえば、民主党は地元住民、県に、事前に見積書(説明)をしなかった事が
問題を大きくした理由だと思う。

50年以上も翻弄され続けてきた屈辱は同情に値するが、
・建設続行の有無いずれも、ほぼ費用は同じであること。
・建設を中止すれば、これ以上の自然破壊を止められる事。
・地元住民が住んでいた地は水没せずに済む。
など、デメリットばかりではない。


そもそもダム建設に50年もかけること自体、異常。
日本最大級ダムの黒部ダムだって50年もかかってない。

手順として、当時決定を下した鳩山、前原氏は県、地元住民にきっちり陳謝した上で、
今後かかる費用が建設時と中止時でどれだけ違うのかの見積書をだし、
国、関東地区、県、地元住民のメリット、デメリットはどう違うのか、
その上で民主党マニフェストを述べるべきだったと思う。

それを逆から進めていったものだから、逆鱗に触れたのだと俺は思うがどうだろう。


地元住民らたちも冷静になって、今まで払った金はどうする、自分たちの立場はとばかり言う
のではなく、今後のメリット、デメリットを考えた上でテーブルについて欲しいと感じた。



八ツ場ダム交渉不発 意気込む前原国交相、住民「何を今さら」
<http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090923-00000571-san-pol>