43万強は日本書籍出版協会の手の内。

136万強の書籍のうち、43万強が「入荷未定」書籍にあたり、これらは日本書籍出版協会
管理下にあって「表示使用"不可"」つまり使用許可が必要なものとなっているようだ。

記事では"このグレーゾーンには出版社側の思惑がある"とし、インターネットの未使用
ドメインと同じように「とりあえず権利だけとっとけ」的な考えが見え隠れする。


しかし重版されない=売れない本なわけで、それを頑固に権利主張しているというのも
おかしなものだ。
それに記事にも書かれてあるが「著者請求により3ヵ月以上重版しないものは、出版社側
の権利は消滅する」とあるのだから、在庫切れになってから3ヵ月以上経ったものは基本
「絶版」扱いにすべきなのではないのか?と思う。

この手の本は、特に学術系書籍に目立つと思う。コンピュータ系の書籍は1度売ったら
それっきりという限定商品的な扱いをされているものも少なくない。
そういう書籍は、あるルールをつくって、PDF形式などで売って欲しいと思うことさ
えある。


作者が権利主張ならわかるのだが、著作権協会が「権利を強く主張する」傾向のある
日本は、俺からみれば非常に奇妙というか石頭にしか思えない。
なんかここにもグレーゾーンを利用する輩、魑魅魍魎が潜んでいるように感じてならない。


著者を守る事は大事だが、なんとも良い表せない気持ち悪い感じがしてならない。


グーグル問題が日本の出版社につきつけた「絶版」の定義
http://diamond.jp/series/google/10004/