芸能界って体育会系だと思うし、上下関係は非常にシビアな世界だと思う。
しかし特に漫才師はそうだが、ここ20年で子弟を取るという文化がほぼ無く
なっていると聞く。確かに面倒見てくれる先輩はいるだろうが、事務所が違う
等の理由で手取り足とり面倒みれないというのがあるのだろう。
何を言いたいかと言うと、小室容疑者は相談相手が居なかったんじゃないのか?
ということだ。
TMネットワークでデビューしてから、殆どつまづいたことが無い。(女性面
では離婚などで苦労が多いが)
こんな記事がある。
「小室哲哉の名言「今年はレイヴが来る」を振り返る」
http://d.hatena.ne.jp/gotanda6/20081109/tk
つまり小室容疑者は間違っていたり、乏しい知識だったというものだ。
そして周囲はそれを認識していた。しかし帝王・小室に「そこは違います」と
は言えなかったようだ。
近い人が彼を叱ったり、彼の意見を否定出来る人が誰もいなかったのだろう。
それでも宇都宮隆氏や木根尚登氏なら言えた筈なのでは?と思ってしまうのだが。
昔、間寛平さんが業者に乗せられてアメババッチを作って多額の借金を抱えて
しまったと言う話は有名だが、小室容疑者も同じ感じで香港を中心に起業して
しまったんじゃないか?と思う。
そこで「小室さん、そこは違いますよ」と誰かがいってあげられて、聞き入れ
られる小室容疑者だったら、今回のような事態にはならなかった気がする。
しかし今回の詐欺事件、相当周到に仕込んでおり、計画性は十分。
そればかりかAvexに黙って文化庁に登録するなどの背任的行為もある。
小室容疑者が復帰できたとしても、「また黙って登録にいくんじゃ?」と不信
感抱いて誰も小室容疑者に作詞作曲編曲などを頼まないだろう。
20億もの借金を抱えたのなら、俺なら一旦自己破産した上で、こつこつ小さな
仕事からやっていく。
そういうのは芸能人には数多いと思う。千昌男氏や岸部シロー氏など。その気
になれば聞きに行けると思うのだが・・・
質問をした相手が悪かったんだと思うし、自分のプライドを落とせなかったと
いうのも、問題を大きくした原因だったのではないだろうか。
宇都宮隆氏は復帰を期待すると言っていたが、やったことがやった事だけに、
出所後も5年、10年は仕事が来ない日々になる可能性が高いと思う。
これの機に、違った人生を探すのも、彼にとって良い事なのかもしれない。
加山雄三 小室容疑者に怒りの言葉
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081110-00000005-dal-ent