個人的に「Web屋のネタ帳」は良く見るサイトだが、日ごろの不満もまじってか
泰葉さん並みの切り口だ。
長すぎ+読みづらいので、乱暴だが箇条書きをしてみた。
俺なりにまとめて言うと、まず技術的な面では、
・十分な試験を行っていない可能性がある。
・プログラムソースコードの一部が、どこかで破綻している可能性があるのでは?
・適切なパッケージ、APサーバを利用していない可能性がある。
という事だろうか。
もうこれは10年以上前からの現象で、事あるごとに再三ウェブ系雑誌でも書かれているが
発注会社側の担当者がウェブシステムについて十分な知識がない、というのがある。
この点について「Web屋のネタ帳」著者も嘆いているように感じる。
デザイン力で注目された会社が、いつの間にかカリスマ・ウェブ会社として扱われてしま
った感がある。という感じで書かれているが、まあそういうことは有り得る話だろう。
後半、対策などとして
・「apache bench」や「apache jmeter」で性能試験等を十分行うべきだった。
・性能試験だけでも外注に出すべきだった。
と、具体的なツールや対策を取り上げて締めくくっている。
1995年にWindows95の発表でインターネットが莫大に普及して、今年で13年。
もしまだウェブはデザイン会社の仕事だと思っているのなら、それは大きな間違いだ。
確かに表面部分はデザイナーが設計をするが、内部の動的部分はプログラム技術者が担当。
ケースによっては莫大な予算とシステムを構築することになる。
少し前まではウェブは片手間でできる仕事と言う捉え方をされていた。
昨今は様々なロジックを用いるようになり、立派な仕事になってきたと俺は思っている。
しかし旧態依然というか、ウェブ開発を正しく理解しようとしない人がいるのも確かで、
そういう人を相手にせざるを得ないウェブ開発下請け会社の苦悩を感じる。
一方、ウェブ開発会社はもっと技術面を補完しなければならないと思う。
資金面、人材面の問題は山積していると思うが、クリアしていかなければ度々今回のよう
な問題が出ると、戻らぬほど信用が落ち込んでからでは遅いと思う。
現場の者ではないからボトルネックがどこにあるかは分からないが、会社の構造的問題な
のであれば早期に改善して欲しい。
また発注会社側に、ウェブシステムについて正しく理解をしてもらえる機会をもっと増や
すべきだと思う。理解してくれないと鬱憤をブログで撒き散らしているだけでは進展はな
い。相手の首根っこ掴んで引き連れてくるくらいのことをしなければ、正しく理解をして
もらえないままになり、製作側も辛いままだと思う。
ウェブ業界、ウェブ開発会社が、もっと良く理解し発展できることを望む。
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・DBサーバやAPサーバなどの設定値を間違えてたのでは?
それなら1週間もあれば見つけられるはず。
・Javaコードのどっかにおかしなsynchronized宣言でも入れたのでは?
・メモリバカ食いのオブジェクト/メソッドとかが紛れ込んでフルGCしているのでは?
・キーの社員が限界に達して失踪したとか?(システム構築プロジェクトではよくある)
・キノトロープイントのパッケージソフトFatwireはCMSであってECサイトとは違う
・キノトロープって90年代後半に雑誌関係から転進したWeb制作会社。システム屋でない。
・巨大ECサイトのシステムを作らせたこと自体が間違ってね?
・httpのレスポンスヘッダSS_X_JSESSIONIDというクラスタ構成のWeblogicを使ってる時
の独特のセッションIDクッキーが発行されているところを見ると、本当にキノトロープ
がかついだCMSパッケージでヨドバシのサイトを作ってるぽい。
・そのパッケージのスペック見てみるとデータベースにOracle使うのはいいとして、
APサーバにWeblogicを使う意味がどこにあるのか分からない。Tomcatで十分。
・FatwireがJ2EE技術を使っており、サーブレットコンテナのTomcatでは動かないのでは。
・2008年ではWeblogicは銀行、証券会社、通信キャリアが莫大資金をかけたAPサーバ。
ECサイトにはオーバースペック。BEAに払うライセンス料が無駄。
・キノトロープのカリスマ社長は優しく落ち着いた物腰、ときにヤクザばりの威圧感を
持ってくりだす独特のプレゼンテーションが古典的国内大手企業の役員クラスにはウ
ケるんだよね。
2,30代の若造がカン高い声で「コンテンツマネジメントシステムとは!」を説明しても
50代60代下手すると70代の役員クラスからするとバカにされたように感じてしまうのが
団塊の世代の悲しきプライド。
・トップ営業だからベンチャー企業っぽいのに国内有名企業のサイト構築の実績が多い
・2000年のITバブル時代にセブンイレブン、NEC、ソニーなどの連合のなかに、突如名の
知れぬキノトロープが入り込み、セブンドリーム・ドットコムとサイトを制作。
システムは作れるけど絵心はまるでないNECが、当時唯一落ち着いたおっさんが率いて
いる絵心の有る制作会社だったキノトロープに声をかけたのがきっかけだったのでは。
・一方ヨドバシ、ヤマダなど大手家電量販店は体育会系悪く言えばヤ○ザスレスレな体
質だから予算とか納期とか要件定義とかメチャクチャだったんじゃね?
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ヨドバシドットコムのリニューアル失敗から学ぶべきたったひとつのこと
http://neta.ywcafe.net/000938.html
「ヨドバシ・ドット・コム」がリニューアル直後から表示が遅すぎて激重になる大規模障害が発生、一体何が起きているのか?
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081029_yodobashi_slow/