一般ウケするゲーム機の、悲しい性。

月1回、年に数回。そんなユーザーに何メガ、ギガものRAM容量は要らない。
と俺は思う。

ここに挙げたブログ著者は悲しいかな、どちらかと言えばヘビーユーザー。
だからメモリー容量が少ないと嘆くのも無理はない。


最近のUSBメモリは8GBでも6千円、512MBで3千円ほどで買える。昔ならン万円
だった。(もっと安いものもある)
だからwiiやDSに1GB乗せても良さそうなものだ。


ゲーム機には「25,000円」というラインがある。
この値段に近づけば近づくほど「売れる」というマーフィーの法則みたいなの
がある。

3千円しか違わないじゃないか!そう思う人もいるだろうが、31000円になる
と、前述の理屈から言えば、本体の売上げは落ちるのだ。
ソフト合ってのハードだが、ハードが売れてくれなければソフトも売れない。


ただ実際、本当に実用的かどうか?を思うと、やはり携帯機ならPSP、据置
きならXBOX360のように、潤沢ではないにしても、RAM容量に余裕のある方
が利便性は高い。

つまり。wii、DSは敷居を低くしてカジュアル性を高めて人気を得る代わ
りに、利便性や拡張性を犠牲にした。と言えると思う。



任天堂ゲームキューブNintendo64で辛酸を舐めさせられた。
PS1、PS2によって1994年12月から2006年頃の脳トレソフトのヒットまで
の約11~12年、ゲーム業界から、ほぼ干されていたに等しかった。

しかし任天堂の価格(25000円)のこだわり。徹底したハード設計は捨てなかっ
たし、新しいゲームの遊び方を提案、提供をした。だからヒットした。


たぶん、今後も、いやずっと。任天堂はヘビーユーザー向けのゲーム機は出さ
ないだろう。むしろヘビーユーザーはシカトしてゆくと思う。

他方SCEは「高機能」でPS1、PS2が売れた。
それに気を良くしていたのか、更に超高機能なPS3を開発、販売した。
6万、7万円もするゲーム機を買う人は、さすがに少ない。
(今は廉価版、機能限定版を出して4万円前後になってきているが。)


ゲーム機に限らずだが、どこかでトレードオフしなければならない。

俺はライトユーザー、ヘビーユーザーで、住み分けが合って良いと思う。
そんなにダウンロードコンテンツやVOD映画などを見たければPSPやXBOX
360を買えばいいと思う。幕の内弁当のようである必要は、無いと思う。




Wii本体の内部フラッシュメモリが足りない(本当のゲームレビュー)
http://ameblo.jp/hontou/entry-10076513883.html

DSvisionピザーラを超えることはできない!(万来堂日記2nd)
http://d.hatena.ne.jp/banraidou/20080703/1215092315