結局、人為ミス。銀行側の頭取、どう評価する?

「絶対にミスは許されない」
こう豪語していた三菱東京UFJ銀行の頭取。今回のことをどう評価するのだ
ろうか。

1プロジェクトとして6000人規模の人材を投じたビッグプロジェクト。
その失敗が「文字コードの連絡ミス」と言われると、もう立ち直れないような
気持ちになったとしても、過言ではないと思う。



>もう1つは、なぜ事前のテストで文字コードの不一致を発見できなかったか?

これは実機とテスト機の環境が同一でなかった可能性が考えられる。
本当は全く一緒の環境のものを用意すべきなのだが、何らかの都合で全く同じ
環境を再現できず、工数を気にしてそれを再現しないままテストをしていたと
いうことがあったかもしれない。


2007年10月、関東地区のJRや一部の私鉄の自動改札機で、自動改札機が立上
げられないトラブルがあった。
この時、ビット数の問題で通信トラブルに見舞われるものだった。


例えば機器障害があって、というのであれば致し方ないと思う。
しかし文字コードやビット数やら。学校で一番最初に習うような事柄。こうい
う部分でトラブルが起こるというのは、本当に不甲斐なさを感じてしまう。

テストを行う時も、ミーティングを重ねて試験項目を立てて、万一のケースに
備える対応をするのだが。
「まあ、たぶんこんなことは無いだろう」
という甘い考えが起因するトラブルなのではないのか。と思う。


納期は、絶対。これは確かだ。
しかし多少の納期を遅らせても、徹底したチェックを行うほうが、製作会社も
発注側もハッピーに終えられるのではないか?と思うのだが。

まあこの辺はマネージャー以上の交渉力に頼らざるを得ない部分ではあるのだ
が・・・




三菱東京UFJ銀の一部障害、直接の原因は文字コードの設定誤り
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080512/301283/