(勝手な私見)DDR2メモリ激安化とDDR3の先行き。

パソコンパーツで2007年のトピックに、DDR2の激安化を上げたい。
理由は1年足らずで価格が10分の1にまで下がった事だ。

DDR2-6400:約17,500円>約2,000円(1GB/2006年9月>2007年12月)


無意味な比較だが、原油レアメタルの価格が昔と比べて約2倍になっている。
要した期間は原油価格が約3年。金価格は約4年半。プラチナは約6年強。銀
は約2年半だ。

 原油  :約33,000円>=約65,000円(1kL/2005年4月>2007年12月)
 金   :約1,500円>約3,000円(1g/2003年>2007年11月)
 プラチナ:約2,500円>約5,500円(1g/2003年5月>2007年11月)
 銀   :約 30円>約 60円(1g/2005年4月>2007年11月)
 (かなり大雑把な見かたをしているので、正確な所はお調べ頂きたい。)


パソコンパーツはレアメタルと切っても切れない関係なのに、それでも値上が
る要因が殆どないというのも特筆できることではないだろうか。


DDR2は多分2007年末が底値になるのでは?と俺は思っている。理由は、更に高
速処理化し続けるパソコン機器にとってDDR2で止まる理由がないからだ。

既に2007年夏ごろからDDR3が発売されている。1GBあたり約2万5千円とま
だまだ割高感があるが、ビデオカードでは約2年以上も前から採用されており
実績もある。

安直に考えればDDR2同様に歩むだろうと、DDR3の人生(価格)を考えてしまう。
DDR2-6400・1GBモジュールは店頭発売から約1年経過して当初の約半値になっ
た。DD3(PC3-8500)モジュールも値段は下がるだろうが、DDR2ほどの劇的な値
下がりは無いのでは?と思っている。

DDR3は発売されて半年。当初の約1割強ほど値下がったが、値下がり方がDDR2
とくらべて、やや安定している。DDR2のときはもっと乱高下激しく、先が読み
し難かった点があった。
DDR3も一時2万円を切る値段になったもののすぐに回復。この時の状況を除け
ば、比較的に落ち着いた値下がり方をしているのが、DDR2と違う点のように思
う。


最新のチップセットで、対応メモリがDDR2とDDR3の2種類あることからしても、
今は切り替え時期だと判断できるが、DDR3はDDR2と異なり自作パソコン用とし
て512MBモジュールがない。(俺が知らないだけかもしれないが。)

またDDR3にすることで体感的にどれほど早くなるのかだが、少なくとも俺が得
ている情報ではDDR2と比べて大きな差を感じられないと聞いている。

体感速度よりも、はやり単価の安すぎるDDR2から消費者が離れ難いのでは?と
俺は考えている。かつてDDR1やそれ以前のメモリでも、ここまで値下がったメ
モリは聞いた事が無い、というか覚えが無い。

俺の感覚では1GBで7000円になれば買い頃だと思っていたから、その3分の1
以下で手に入るとなれば、垂涎もの。買ったバルク品が粗悪品だとしても、損
した感じはしない。


流れはDDR3に切り替わっていくと思うが、DDR2に移行した速度に対して鈍化す
ると思う。理由は、やはり手頃感のある価格があるからだ。

なおここに書いている事は私見である。より詳細、正確な情報や判断は、読者
各位にお願いしたい。



参考:
AKIBA PC Hotline!
 http://www.watch.impress.co.jp/akiba/
田中貴金属工業
 http://gold.tanaka.co.jp/index.php
輸入原油価格の推移、日本到着CIF価格1KL当り 通関統計
 http://www.kakimi.co.jp/4kaku/4genyu.htm