労働力と成果を別にすべき

それでもブラックヤクザ企業はピンハネに過重残業を強いてくるだろうけどね

この1年強、いろいろ見てきて思うんだが、やっぱり現行の給与システムは破綻してるよ
それは給与に労働対価と成果対価が含まれているから、と俺は思っている
労働対価、成果対価という言い方は俺独自の言い方、概念でいっているのでググっても多分ない
(いちおうそれらしいのは出てくるが俺の考え方と同一ではない)

労働対価とは、その人が一人暮らしで生活する場合、衣食住を担保できる金額(報酬)。
成果対価とは、期待する結果またはそれ以上の成果を出した場合に与える報酬。

じゃあインセンティブは?ってなるだろう。
インセンティブ出来高対価)とは、ノルマを超えた成果を出した場合に与える報酬。

労働対価の衣食住を担保できる金額。まあこれだけでは曖昧な部類だろう。
東京23区内に独り暮らし、ワンルームで住む場合、
月家賃   7万円
食費    3万円
光熱費  3万円
携帯代  1万円。ここまでで14万円になる。プラス4.5万が自由枠で、
だいたい18.5万円が都内で住み続けるために必要な「手取り額」。

では給与として支払われるべき金額はいくらなのか。
東京23区在住でいうと
所得税   3% (各種控除があるので実質これくらいになる)
・住民税  10%  (各種控除はあるが結構高い)
雇用保険       (数千円・月額)
介護保険       (数千円・月額)
・健康保険  4% (実質これくらい)
・年金    18.3%
                計、約35.3%が税金などとして徴収される。
                   (住民税など一部翌年度払いもあるが)

従って給与として払われる金額(額面)は、25万円(月額)が必要になる。

これを月160時間労働(20日勤務x8時間)の場合、単価時給1564円
これが妥当だろう。

成果対価は、ようは納期守って納品したよね、最低限としたノルマを達成したよね
って時に支払う対価。
こっちは内容によりけりだけど、最低でも時給単価で300円以上かなあ。
だから300x160=48,000円

出来高対価は、これは楽曲でいうところの著作権料みたいなもの。
初版3000部を売りきって重版したのでその分を追加で払います、ってやつ。
販売・営業なら最低販売数や販売額を超えた分に対しての対価。
IT職なら自分の仕事をこなした上に、誰かのヘルプに入ったとかそういうやつ。


スタンスとして、公正明大であること。そしてせめて普通に生活することに対する保障を担保すること。
アニメーターが6万だの8万だのって、いくら成果が低いからと言って生活を保障できない
賃金を払っているのはヤクザ以上のヤクザでしかない。
いまだに最低賃金が1000円を超えている都道府県は、1つもない。
最低賃金1500円を謳って活動しているグループもある。
俺の試算でいえば1500円でも安い方と言える。

もちろん住民税は住むエリアによっても随分異なる。東京23区だと都民税に区民税や市民税も
支払わなければならず、年収300万にして年額16万以上も払わされる。
食費はコンビニ普及もあってか都心も地方も大して変わらない。
光熱費は、地方はプロパンが中心なのでかなり割高。
交通費も割と地方のほうがキロ数単価で高い。