庵野作品あまり好きではないが

宮崎駿庵野x押井は話が合う日本人どうしで仲が良いと聞く。
歳はかなり離れているものの好みが合う友人はそうそういないからね。その友人からねぎらいをもらうのが一番感激するんだと思う。

作品を作る上で、配給会社やスポンサーが言ってくるのが一番つらいと思う。
もちろん納得して進めている部分は多いと思うが、それでもAじゃなくBにしろ!と不満を言ってくる人は
少なからずいるはずだ。そこで妥協するか、体当たりしていくかで随分と工程にも影響がでてくる。

また売れる作品にするための演出と自分が納得したい演出はちがうもの。
前者を得らればステークホルダーは喜ぶが自分は喜ばない。後者は逆だ。

身も心も苛まれるというのはたぶんこういったことで擦り減らされているということなのだろう。

先日の東京映画祭で北野武氏が「若い人は好きなように作ればいい」といってたようだが、
実際そんなことしたら明日にも追い出される。
やはり自分を殺しながらも自分のイメージを注ぎこんで、売上げを出す。これができないと
配給会社もスポンサーも金を出してはくれない。つまり制作者として居続けられない。
一生ADってわけにもいかないから。

なかなか難しく辛い世界。でもそれはどこも一緒だと思う。



Yahoo!ニュース - 庵野秀明宮崎駿との秘話明かす「エヴァ」のプレッシャーから助けられた…【第27回東京国際映画祭】 (シネマトゥデイ
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