じゃあｉＰｈｏｎｅを初めてリリースしたとき、Ａｐｐｌｅや故ジョブズ氏はそう宣伝していただろうか？
たぶんそういうフレーズが流れたことは無かった気がする。
映画監督もそう。インタビュワーが「監督にとって最高の作品はどれですか？」と尋ねると決まって
「今度の新作が最高作品さ」
と語るよね。
俺の経験上、最高作品ですと言っている作品・製品に限って悪い意味で期待を裏切るものが多い。
だって自信があるならわざわざ自慢する必要はない。見ればわかる、触ればわかるのだから。
こういう風にいうのは鼓舞する目的があるからだと思う。
当然年末、ホリデーシーズンに向けて鋭意開発中なのだろうから、きっと現場は徹夜続きだろう。
そんな彼らに対して鼓舞したかったのでは？と思う。
もっとも彼らがこのニュースや番組を見ているかどうかはわからないけど。
iWatchや家電への参入が噂されているけど、個人的な意見でいうとｉＰｈｏｎｅ、ｉＰａｄを越えるものは
たぶん生まれてこないと思う。
ｉＰｈｏｎｅやｉＰａｄは現状の携帯電話やパソコンに不満を持っていた人たちの気持ちを
一気にさらっていけるだけのアイテムだった。シンプルでありオシャレだった。
でも今のデジタルアイテムに対する不満は殆どない。
強いて言えばスペック、速さ、バッテリーの持ちくらい。これはマイナーチェンジすれば補える。
不満がないときには歴史的なものって生まれにくいと思う。
２５年で最高の品は、ごくごく平凡に思えるような品しか出てこない気がする。
アップル、過去25年で1番最高な製品を今年後半に発表 : ギズモード・ジャパン
< http://www.gizmodo.jp/2014/06/251.html >
