中小を守るには、それらの発注元である大企業に元気になってもらわないと駄目だ。
と言う考えは分かるが、本当にそうだろうか？
もはや製造部隊は中華、東南アジアに拠点が移ってしまっている現状を考えると、再び日本国内に
製造拠点が戻るとは到底考えられない。
大企業は自ら犯した失態を自らの手で処理していく必要があり、その責務がある。
これでは外国を利用した国内大企業の債務整理でしかない。根本を直すことにはならない。
製造部門が戻らない限り、日本の失業率が回復することは無いと思う。
主に人材が求められているのはマネージャークラスの人材。
中学校まで義務教育の日本は世界的に見て高水準だが、でも実際大手企業が認める人材は
高学歴者であることの方が殆どだ。
欲しいとされるマネージャークラスの人材数は世の中にあるプロジェクト数だから、多いとはいえ
数が限られる。つまり人数だけ取上げれば、日本国内の労働人口の数分の一で足りる。
一般労働者はゼロでマネージャー以上だけとなれば、商品の販売数も限られる。
マネージャークラス以上の人は、それでもマネージャークラス以上だけが生き残る社会が
ベストだと考えているのだろうか。
本筋から外れてしまったが、言いたいことは
安倍総理は今現在の社会環境で考えていない。
ということ。
前回総理だった頃と今では大きく違う。昔から製造業の空洞化は言われてきたことだが
今はそれが現実になっている。そういう現実を直視せずに、現実に見合った内容で考え
ないのはミスリードを自ら誘っているようなものだ。と思う。
自分だけで考え結論だし実行する。そんなトップダウンだでやっていては
自民党への批判や政権交代だけにとどまらず、本当に日本沈没になる可能性があると思う。
難しい作業であることは分かるが、冷静で賢明な判断をやってほしい。
ソニー“5期ぶり”の黒字へ 円安で大幅上方修正(テレビ朝日系（ANN）) - Yahoo!ニュース
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