愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。

タイトルは池上彰さん記事から引用した。

安倍首相がテレビ番組で発した言葉は美辞麗句だと、今はしておこう。
というのは理由があって、安倍首相は日銀に対し実体経済と雇用について
責任を持つことを明文化(法律化)していこうと示しているのに対し、
麻生財務相はこの考え方に否定的な発言をしていたからだ。


賢者は歴史に学ぶ、とタイトルに書いたが、どこの国もバブルが弾けた後は
散々な状態になっている。
そうなるのは国は一人だけで成り立っているものではないからだ。
色んな根回し、交渉が必要になってくる。その間にも時間は刻一刻と過ぎて
おり、随意と不随意がある以上、意図的にリアルタイムにできることには
限界がある。

安倍首相が大成功を収めるには、如何に巧く優先順位をつけてスケジューリング
が立てられるか?にかかっていると思う。



出だしは良かった。でもそれは民主党の最初の頃もそうだった。
最初の1年目が終わる頃、つまり今年の年末に安倍政権がどうなっているか、
日本の経済、国防、教育などがどうなっているかで本当の評価が決まっていく
ように俺は思う。


テレビでの発言が今年末に絵に描いた餅になっていれば、民主党と変わらないという
レッテルが確定しまうだろう。




安倍首相、そこまで言って委員会で本音を語る - シェイブテイル日記
< http://d.hatena.ne.jp/shavetail1/20130113 >

アベノミクスはバブルの歴史から学べるか  :日本経済新聞
< http://www.nikkei.com/article/DGXNASGH0900H_Z00C13A1000000/?dg=1 >