原発汚染よりも、タバコを吸ってガンになる確率が高い・・w

とても参考になる記事だと思う。
語っているのは原発原子力技術者なので、疑心暗鬼もあって100%信用出来るかと言えば個人的には信用度70~80%になってしまうかなあ、といったところだ。しかし俺が今まで見聞きしていた内容からすると、信用して聞ける内容だったと思う。
掲載記事は日本語訳なので翻訳に疑問を感じる方は、ブログ記載の原文リンク先を参照されたい。


個人的に気に止まった部分を紹介すると、次のようなものがある。

(1)原発から40~50キロより外なら、放射能被害は極わずか。
→政府はいまだ30キロ。頭おかしい?と思ったりする。
やはり自主避難範囲を50キロまで広げるべきだと思う。

(2)原発自体は安定してきている。
七転八倒な状態ではあるがw

(3)汚染除去は、スリーマイル事故で14年。福島はもっとかかる。
→そうだろうなあ

(4)食べ物は安全
→日本への渡航についても回答があって、飛行機に乗った方が
はるかに放射能を浴びる状況になるらしいw

(5)原発のコンクリート詰めは、現実的でない
→下手しなくても100年かかってしまうらしい。


(6)IAEAは軍事目的の核扱い施設を取り締まる機関。各国原発の監視義務はない。
→これは俺も誤解してた。
でも今回の事で唯一原発施設に立ち入りできる組織なので、原発監視などについて要求がでているようだ。


タイトルにした”原発よりもタバコからのほうがガンになり易い”という話はとても興味を持った。
ただし"原発から40~50キロ離れた地域では"という但し書き付きであること。
昨日やっと退避の基準値が具体的に示されたが、それでも退避エリアが変更されないのは驚きだし憤慨する。風評被害などを恐れてだろうが、専門家の意見もある中でエリアを拡大させない理由がわからない。


紹介の記事で専門家は"事故はあったがそれでも原発賛成派だ"と述べ、CO2削減に注力すべきで寄与できるのは原発しかないからだと理由を述べている。
今朝のTV番組(テレ東)で、電力コストは原発は約5円/kwhだが太陽光は約20円/kwhらしい。ただ今回のような事故や設備、メンテナンスの事も含めて考えると「どっちが良いって言う話は愚問だよね」といった感じで締めくくっていた。

俺もどちらかと言えば原発賛成派であったが、原発設備よりも原発を扱う人に対する不信感の方が強くなったこともあり、今は太陽光や風力、小規模水力火力発電の方を推している。

紹介の記事では"今のはより高機能でより安全になっている"と述べているが、東電の態度を見る限り昔のものをどうにか延命させて使い続けようという考え方しかないことは明白だ。安全よりコストを優先させる企業体質がある以上、原発を推すわけにはいかない。


もし興味があるなら下記サイトを参照されたい。
上記以上に多くの事が語られており、今後の事も含めて色々考えさせられる内容だ。




英語圏の総合科学誌「ネイチャー」の福島原発事故Q&Aの日本語訳(Part 1) | Starting Small
< http://yokofurukawa.wordpress.com/2011/04/06/英語圏の総合科学誌「ネイチャー」の福島原発事/ >