罪は償ってこそ、今回の行為(抗議)に本当の意味が出る。

既にあちこちの放送で語られているが、自衛官は懲役5年でも10年でも全うに服役して
始めて今回の行動が称賛されるべき。だと俺は考える。

なぜなら、法を冒したことに対して償いをすることは結局は政府自らが犯した罪を
贖罪させるための大いなる理由になる。もしここで自衛官が無罪放免となれば、
彼は罰を逃れられた。なら私(民主党)も逃れられる理由は十分あるはずだ。と
言い返す機会を与えるも同義になるからだ。


他のネット記事にも書かれていたが、自衛官が行った事は非常に意義がある。
1つは、国民が知る権利。を訴えた意義。
1つは、自衛隊という組織の杜撰さを訴えた意義。
1つは、既存マスメディアではなく、ネットを介して訴えた意義。
そして国民は脅しや権力などには屈しないと訴えた意義。

特に3つ目「ネット」を利用してリークした意義はおおきい。

世界を見ればネットを介してリークさせて意義を発揮したことがいくつかある。
1つは今は日常的になったコンピューターデータの「暗号化」。
これは米国防省らが流出を防ごうとしたが、米技術者がネットで公開したことで
暗号化技術が一気に広がった。
もう1つはオーストラリアの技術者が、追尾ミサイルのセンサー制御法を米軍のもの
より高精度に追尾できるセンサーを開発した。米軍などはネット公開を阻もうとして
圧力をかけていたが、技術者は公開すると宣言していた。
ただし本当は公開される予定だったがテロリストに悪用されることを恐れ、苦渋の
末に公開を中止している。しかしこれで米軍は同技術を得ることもできなかった。


やったことは罪だ。
しかし行動で、しかも全世界が見る事ができる場で公開をした事は、これ以上意義の
ある場はなかったし、さすがの中華も想定外の出来事過ぎて手も足も出してない。
中華がなんと言おうとも、これで全世界を敵に回したも同然である。


もう1つ。
彼がやったことは罪だ。何度も言おう。
しかし私たちは、自分たちが守るべきことを見を呈して守ろうとしている人が、
全国に今どれだけ居ようか?それを考えるべきだ。

死刑にこそならないだろうが、彼は身を呈して実行をし、権利を守った。
その考えに私たちは純粋に理解すべきだと俺は思う。




国民に見る権利…航海士、読売TVが数日前取材(読売新聞) - goo ニュース
<http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20101110-567-OYT1T00972.html>


海上保安官「誰にも相談せず一人でやった」(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース
<http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20101110-00000048-nnn-soci>


中日新聞:映像「職員なら見られた」 「尖閣」流出、入手経路を捜査:社会(CHUNICHI Web)
<http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010111190001804.html>