日本オンラインゲームの、暗。

正直感銘を受けた、に近い印象だ。


ゲームとして遊びたいユーザーからすれば、今のMMORPGはRMT、ゲー
ムフィールド(狩場)占拠やマフィア並みの圧力暴力行動が目立つ。
ウィ氏の言葉を借りれば、現状のMMOは「悪いもの」でしかない。


セガコーエースクエニ。大手メーカーも参入し、自社製品を投じている。
しかしそれでも韓国企業が多くを占めている現状をみれば、国内メーカーが、
もっとMMOに参加すべきだと思ってしまう。


ウィ氏は日本におけるオンラインゲームの将来を危惧されていて、そうならな
いよう活動もされている。それはMMOファンとすれば嬉しい事だと思うのだ
が、俺は逆に現状が改善されることなく、MMOが過去の産物、つまり産業と
して終焉を迎えても構わない。と思っている。

たかがゲーム。
なのだが、RMTやマフィア級の脅迫、法外な慰謝料請求など。もう安心して
楽しめるレベルでは決して無い。
そういった現状を直視せず、ただ札束を数えているだけのメーカー、配信会社
ばかりなのであれば、それは終焉を迎えても良いと思う。

巨額な負債をかかえ、且つ改善をしようとしない企業がいたとしたら。
そんな企業を倒産しまいと手を差し出すのは、バカらしいと思うのは、人情と
して当然なのではないだろうか?
むしろ「倒産しちまえ」と思うのが多いのではないかと思う。



村上ファンドにしろ旧体制のライブドアにしろ。急成長を目指しすぎている感
が、今の新興企業に感じてならない。

トヨタソニー松下電器など。確かに今は世界トップクラス企業ではあるが、
トヨタだって元はといえば「織機」メーカー。松下電器は、個人商店から始め
た。通販で有名なジャパネットTAKATAも、最初は現社長が街中の電気店から始
めたもの。楽に今の地位を築いたわけではない。

弱肉強食の時代ではあるが、もう少し長いスパンで物事をやっていくという考
え方を企業経営側が持たなければ、ただ利益だけでは、短期的には良いだろが
長期的には決して続かないと思う。


ウィ教授には悪いが、俺は日本におけるPC用オンラインゲームには「暗」し
か見えない。




「日本のオンラインゲーム市場は失敗した」――ソウル中央大学ウィ
教授が語る,オンラインゲームの危機
http://www.4gamer.net/games/033/G003334/20080328042/