ライターはライターを超えることは無理だよ

まずこの記事のタイトルが糞すぎる。
モデルが日頃の衣装や化粧に気をつけなければならないのと同じように
ライターは文字、言葉に最大限の注意を払う必要がある。にもかかわらず
「何者かに」と書いている記事本文とは乖離を感じる。
このレベルの文章であれば特に本業らいたーでなくとも書けるレベル。

実際ライターは新聞社やテレビ局、雑誌社に正社員で入社した方以外は
派遣か個人事業主という契約のはずで、おおよそ大半は後者つまり
個人事業主であることの方が多いと思う。
それはいつでもカット(解雇、解約)できるからだ。
多少文章が書けるレベルならtwitterやってる人に声かけて記事を書いて貰えばいい
報酬1万円払うからって言えば、たいていの人なら気持ち良く書いてくれるだろう

この記事がダメな理由は他におある。
新聞社などから言われたことだけやってるか否かだ。

ライター、記者といえどコンテンツクリエイターである意識があるかどうかだ。
記事は文章だけという考え方を未だに持っている人はクソ。必要な画像、音声、動画、イラストも
記事に取って必要なアセットであるという考えを持てない人はクソ。
もちろん予算はあるが必要なもの、読んでもらうためには必要なものは揃えなければならない。
そして、これはライターや記者の問題ではないが、上長つまり編集責任者が記事をコンテンツだと
そもそも意識していない場合はどうしようもないw
以前ニューズウィーク日本支社の編集長が記者の記事をいちいちチェックしてないといった内容の
発言をしていたのをネットだったかTVだったかで見たことがある。しかし記者やライターから
上がってきた記事をノーチェックで紙面上に掲載することは、会社としてまずありえない。
編集長自身は読まなくても現場リーダーやマネージャーが必ず目を通して問題がないことを確認する。
でなければ誤字脱字、悪い表現のまま紙面を出すことになる。もちろんそれはtwitterなどで
一気に評判が出てしまって、あれはダメ雑誌だと罵倒されて売り上げも下がる。
だからリーダー以上の者がチェックをし、リーダーは編集長が管理をしなければならない。

俺はライターも記者も同価値、同意味と解釈しているのだが、
例えば毎年やっているお祭りを取材して記事にするとして、神輿が綺麗でした出店が繁盛してました
っていう記事ならいらないし、読者として読みたい記事ではない。
臨場感やそこに携わる方の思いも載せてこその記事になると俺は考えている。
だから深掘りができない人は向いてないとは言わないが求められる記者にはなれないだろうなあと。

1文字あたり数円または1記事いくらの報酬+実費精算では、正社員雇用されてないと
本当に辛いだけの仕事になることは間違いない。

自分でホームページを立てて人気を得るにしても、文章のセンスも必要だが、コンテンツクリエイター
としての意識がなければ続けることは無理だ。

年収150万くらいでもいいから文章を書き続けたいくらいの思いがある人でもなければ
それならブラック企業に勤めて社長の靴底をなめてた方がはるかに楽かもしれない。
それくらい過酷な世界だと俺は思うよ。

それからさ。編集長やリーダーに気に入れられる記事を書くくらいなら俺なら死んだ方がマシ。


俺の結論を言うと、ライターだ記者だと思っている限り超えられないただの重労働者しかなれんよ。
コンテンツクリエイター、娯楽を楽しみを提供する高い意識がなければ何者になれないし
ただのアルバイトが関の山だよ。


ウェブライターは何者かになれるのか(朽木誠一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース
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